地球温暖化の現状と町の地球温暖化の対策をお知らせします
太陽の熱が地球に伝わり、赤外線として地球から放出されます。赤外線は大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスに吸収されるため、地球上の温度は15度程度に保たれてきました。二酸化炭素や水蒸気からなる温室効果ガスがなければ、地球の平均気温は氷点下18度になってしまいます。
この温室効果ガスが増えると、吸収される赤外線が増えて地球上の温度が上がることになります。
ところが、産業革命以降化石燃料(石炭や石油など)を大量に消費するようになり、大気中の二酸化炭素が急激に増えました。
このため、大気に吸収される赤外線が増えて温度が上昇し、各地で気候変化を引き起こしていると言われています。
上富良野町から主に排出されると考えられる温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素)の排出量は、過去のデータから推計すると2017年(平成29年)では、総量10万5千62t-co2です。1人あたりの温室効果ガス排出量は、9.58t-co2となっています。
排出される3種類の温室効果ガスのうち、最も多く排出されるのが二酸化炭素であることから、削減目標とするガスを二酸化炭素とします。
その排出量は、平成25年では、総量10万3千693t-co2です。
今後、令和12年までに二酸化炭素排出量を7万6千732t-co2(平成25年度比△26.0%)にすることを目標としています。
町では、平成21年度「地球温暖化対策推進法」に基づく、上富良野町地球温暖化対策実行計画(区域施策編) (事務事業編)及び上富良野町地域省エネルギービジョンを策定し、令和2年度に、令和3年4月から令和14年3月までの第2期上富良野町地域省エネルギー・新エネルギービジョンを策定しました。
これらの計画に基づいた取り組みを順次具体的に進めていきます。町民皆さんの1人ひとりの行動が地球温暖化の防止につながっていきます。
今後は、皆さんに協力していただきたい省エネ行動をお知らせしていきますので、ご協力をお願いします。
日常のちょっとした行動に気をつけると、二酸化炭素の排出を削減することができます。
たとえば、無駄な電力を使わない、エネルギーのムダ使いをしないなど、省資源や省エネルギーを心がけることが大切です。
役場 町民生活課 生活環境班 0167-45-6985