
三浦綾子(『氷点』『塩狩峠』)の代表作『泥流地帯』をテーマとした朗読コンテスト「第1回<三浦綾子『泥流地帯』>全国高校生朗読甲子園」を、『泥流地帯』原作の地、北海道上富良野町で開催します。
共催 公益財団法人三浦綾子記念文化財団 上富良野町
後援 上富良野町教育委員会ほか
保健福祉総合センター「かみん」 1階多目的ホール
<アクセス>
(自動車)旭川から60分、札幌から3時間
(航空)旭川空港から車で40分、新千歳空港から車で2時間半
(鉄道)JR旭川駅から富良野線で約50分
※高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校、高等専門学校(第三学年まで)、高等学校と修学年限が一致している専修学校・各種学校に在籍する生徒で、2025年度中において20歳以下であること。
<8月23日(土>
10:00~ 開会式 (9:00受付開始)
10:30~ 予選 (昼食休憩、審査、朗読デモンストレーション)
14:30~ 決勝 (審査、発表、表彰、講評)
16:00 本大会日程終了
17:30~ (参加任意/無料)上富良野特産「ぶたさがり」BBQ
<8月24日(日)> ポストツアー(参加任意/無料)
8:30~ 泥流地帯ゆかりの地をめぐるバスツアー、泥流地帯グルメ試食
11:30 解散
※空港、駅からの送迎予定あり
※動画による事前予選を実施(詳細後日)する予定ですが、参加申し込みが定員に満たない(たぶん満たないです)場合は実施しません。
※動画による事前予選は実施いたしません。
実施要領は、8月13日に更新しました。
実施要領については、こちら
をご覧ください。
決勝朗読原稿については、こちら
をご覧ください。
大会には愛媛県や茨城県を含む全国9校12名が参加。絶対的課題図書『泥流地帯』、『続泥流地帯』から、出場者それぞれが心を動かされた渾身の一節を厳選して朗読します。
登場人物の気持ちや物語の世界観(上富良野の歴史)が会場中に広がり、感性がぶつかり合うまさに”迫力の熱読”が繰り広げられました。
決勝に先立ち、フリーアナウンサーの堀井美香さんによる特別講演と朗読デモンストレーションが行われました。言葉を届ける技術、表現の具体的なアドバイスに参加者は深く聞き入り、また『母』(三浦綾子)などの朗読で全国を駆け巡る堀井さんの圧巻の朗読を間近で聞ける非常に貴重な体験となったはず!
予選を通過した6名による決勝では大会指定の共通箇所を朗読。
同じテキストでありながら一人一人が異なる解釈、表現で読み上げます。上富良野町民ら会場を訪れた聴衆も高校生たちの多彩な朗読世界に引き込まれました。
同じテキストでありながら一人一人が異なる解釈、表現で読み上げます。上富良野町民ら会場を訪れた聴衆も高校生たちの多彩な朗読世界に引き込まれました。
入賞者には副賞として図書カードや上富良野の特産品(メロン)などが贈られました。
最優秀賞 北海道旭川永嶺高等学校 吉田 向日子さん
優秀賞 遺愛女子高等学校 伊藤 花音さん
優秀賞 北海道旭川永嶺高等学校 田中 結月さん
入賞 愛媛県立松山中央高等学校 稲荷 愛茉子さん
入賞 北海道上富良野高等学校 森口 桃花さん
入賞 愛媛県立松山中央高等学校 影山 美紗季さん
閉会式後は出場者、引率者、審査員による懇親BBQ大会。
上富良野のソウルフード「ぶたさがり」やとうもろこしなど、上富良野の開拓者や『泥流地帯』の主人公たちが守り育んだ「上富良野の恵み」を堪能しました。
翌日は『泥流地帯』そのものである「上富良野」を巡るポストツアー。
上富良野町郷土館で上富良野の開拓から泥流災害、復興までの歴史を学んだほか、耕作や福子が通った日進(日新)尋常小学校跡地や、吉田貞次郎村長の自宅を移築した開拓記念館で「リアル泥流地帯」を体験。
耕作が愛した「豆腐の粕汁」、佐枝特製の「豚すきやき」、五郎の「焼きおにぎり」など、泥流地帯グルメを試食しました。
2026年8月下旬の日曜日開催を目指して準備を進めています。