昨年8月下旬にかけて上富良野町内で大型のガの発生について相談が寄せられました。
大型の蛾「クスサン」は、大量発生した翌年(今年)も個体数が増える傾向であり、お盆過ぎから増えてきています。
 
発生している「クスサン」は、北海道から沖縄まで生息し、8月下旬から9月にかけ羽化のピークを迎えます。
成虫は、6~10日程度で死んでしまいますが、その間に、住宅の壁や街灯などに卵を産み付けます。
成虫のガは、駆除に関する有効な方法がありません。
網戸をして窓を開けるなど、家の中等に入られない対策を中心に行いましょう。
 
ご自宅など私有地で発生した場合は、その所有者や管理者などでの対処をお願いします。
公共施設などで発生した場合は、その場所の管理者にご相談ください。
 
クスサンの発生を抑えるには、卵のうちに処理することが大切です。
家の外壁などに産み付けられた卵塊は、ヘラのようなものではぎとることができますが、そのまま放置すると春にはふ化しますので、拾い集めて土中に埋めるか、一般ごみ(燃えるごみ)として処分してください。
卵塊は頑丈に張り付いていますので、作業の際は、壁などを傷つけないように注意してください。