第三章 団体編 女性の団体活動
地区婦人会 富原婦人会
戦前は市街と共に歩んでおり、小川シズカ・伊藤ヨネ・小林キミ子が班長として活躍していたが、昭和二十七年三月二十五日、農村婦人の地位の向上をめざし富原婦人会として設立された。
┌顧問 会長┴─班長──会員
新入学生に御祝品を贈呈。小中学校に雑巾を寄附。野菜種子その他の共同購入販売による資金造成。田植による資金造成。敬老会。新年交礼会。総会。貯金の取扱い等の事業を行っていた。
また昭和四十一年には、公民館での舞踊の練習を基礎にして敬老会で老人の方々を楽しませ、優良母子家庭の表彰やピンクの羽根募金。招魂祭の手伝い、沿線ブロック研修会に参加するなどの活動をしていた。
特記したいのは、伝染病の発生にかんがみ体温計、水枕、腹巻等の申込みをとって、その予防に全力をそそいだ事である。次の方々が会長を務めている。
小林君子・城越千代子・末永はるえ・鹿内トメ・庭田恵美子・大森梅子・前浜文子・清水ヨシミ・中瀬ツタ子・細川セツ子・大場リク。
掲載省略:写真〜紀元二千六百年、日支事変3周年にあたり神社境内の草刈奉仕をした国防婦人会。昭和15年7月7日、忠魂碑前。(宮町1丁目六平美子氏所蔵)
かみふらの 女性史 平成10(1998)年3月1日発行
編集兼発行者 かみふらの「女性史をつくる会」 会長 倉本 千代子