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第三章 団体編 女性の団体活動

地区婦人会 清富婦人会

 愛国婦人会はなかったが、国防婦人会では清富小学校長夫人が会長を務める事が多かった。国家非常時と言う事で大日本国防婦人会の下部組織として町村ごとに設立されたものであり、婦人の協力体制が不可欠な時代であった。  敗戦によって愛国・国防二つの婦人会は自然消滅の形となり、戦後は各地域で新たな婦人会組織が発足した。  清富婦人会も「地域婦人の教養を高め家庭的、社会的地位向上」のため、昭和二十四年三月五日に結成された。構成は次の通り。
    ┌顧問 
  会長┴役員─班長─会員
 おもな事業として編物講習会。衛生懇談会。法話会(仏教)。敬老会。道立養老施設「清和園」(旭川 市神居)慰問。旭川地方裁判所公判傍聴。学校給食援助。社会見学。料理講習。青年と婦人会共催の懇談会等を行っていた。また運営上、農協婦人部と合併していた時期もあった。  会長として次の方々の名が残されている。  遠藤栄・森崎智恵子・藤田トミ・原田ハナ・対馬きよの・竹内ミサオ・村上君子・金森政子。

掲載省略:写真〜愛国婦人会会費納入告知書、領収証、昭和13〜15年(北町2丁目、高田道雄氏所蔵)

かみふらの 女性史  平成10(1998)年3月1日発行
編集兼発行者 かみふらの「女性史をつくる会」 会長  倉本 千代子