第三章 団体編 女性の団体活動
上富良野町婦人団体連絡協議会
会長 松浦 正子
結成の年月日 平成元年十二月十二日
結成の動機と経過
昭和五十六年三月に上富良野町連合婦人会が解散し、その後、各婦人団体はそれぞれの活動を続けていた。しかし、同じ町内で活躍する婦人団体相互の連携が必要だと言う声が解散して七年目頃から出ており、その中で昭和六十三年三月、上富良野町婦人研修会と実行委員会を開催、実行委員会の継続を申し合わせるが十勝岳の噴火により活動休止となった。
平成元年七月、婦人の有志(倉本千代子、六平美子、松浦正子)により活動の再開を教育委員会に要請。八月に各婦人団体に呼びかけ第一回婦人団体連絡調整懇談会を開催。婦人活動の現状について・婦人関係団体のあり方について・今後の連携のあり方について話し合った。その後、三回程の準備委員会を開き、十二月十二日設立総会の開催となる。
加入団体は中央婦人会、泉町婦人会、農協婦人部、商工会婦人部、ボランティアあゆみ会、交通安全協会婦人部、赤十字奉仕団、婦人学級こてまり会、婦人スポーツ団体協議会、更生保護婦人会。
結成時の人員は九団体で約千名。年齢層は三十代から六十代までの各層に亘っており、設立総会において初代会長に松浦正子が選出された。
活動状況は、町内の婦人団体相互の連絡調整と親睦を計り、各団体活動の促進に努めながら明るい町づくりをめざす事を目的に次の事業を行っている。
一、婦人活動についての情報収集
二、婦人団体の連絡調整に関すること
三、婦人の研修に関すること
四、親睦や交流を深めること
五、婦連協だよりの発行(年二回)
六、その他必要な協力事業。
現在までの推移
平成三年に泉町住民会婦人部が住民会組織の見直しのため脱退、平成七年から新たに母子会が加入。
これからの活動は、各団体の活動が活発になる事が婦連協の発展につながるものと思っている。また高齢化が急速に進み、情報化、国際化が進展する社会状勢の中、女と男が手を携え、共に地域づくりに参画し、その中でゆとりある心豊かな社会をめざすため、福祉、就業、生涯学習等の幅広い分野で活躍することが、今の婦連協に求められていると思います。
掲載省略:写真〜平成8年度総会で会長のあいさつ(平成9年3月3日)
かみふらの 女性史 平成10(1998)年3月1日発行
編集兼発行者 かみふらの「女性史をつくる会」 会長 倉本 千代子