郷土をさぐる会トップページ     第15号目次

ローラースケート場

昭和三十二年春に、当時自衛隊員や町内若者の健康的な遊戯施設が無かったので、宮下泰治氏が保険堂栗山氏の勧めで、二町内(現本町三丁目)富山珠算塾の所に、六間×十四間の平屋建て、百台のローラースケート場を建設し、数種類の文数の皮靴を用意して開業した。
従業員は清水茂雄氏と女子二名で、オープンの時は金子全一氏をはじめ町の名士が滑り初めをし青少年の健全スポーツとして好評裡に開業した。しかし、翌昭和三十三年七月六日夜中の十二時五分頃、不法侵入者のタバコの不始末により出火、付属施設と合わせ一〇九・五坪を全焼したため廃業した。
尚、同じ頃、現本町一丁目三番の元山崎建設工業鰍フ所に旭川の人がやや小さいローラースケート場を設置していたが、詳細は不明である。
協力者 宮下泰治・川仁智美・清水茂雄 (鈴木 務記)

機関誌 郷土をさぐる(第15号)
1998年3月31日印刷 1998年3月31日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉