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観世音・観音像

聖観世音菩薩(深山峠)
明治四十四年八月、日の出杉山喜三郎が建立する。御堂内には新四国八十八ケ所八三番御座所の看板があった。杉山芳太郎の生前、平成六年五月に深山峠に移設した。
観世音像(江花道路西三線)
大正二年建立する。寄付者は三富良野全地区に亘っている。江花一部落の地神・弘法大師座像と並んでいる。側に赤松の大木が二本ある。
観世音菩薩(大雄寺)
昭和五年五月二十四日中町三丁目大雄寺境内に建立される。近畿地方の「西国三十三」の本尊による。
富良野聖観音像(島津一東)
昭和五十九年十月二十五日建立、開眼法要、祝賀式を行う。製作者五味光洋、九州大分市より海路輸送し、高山建設、アラタ建設により建立された。
聖観音像建立期成会会長和田松ヱ門、発起人菅野 學・一色正三・村上国二・中西覚蔵・谷 与吉・南 藤夫・久野専一郎・平井 進・開眼法要は聞信寺住職門上美義が導師となり、上富良野仏教団により厳修する。昭和五十九年十二月九月富良野聖観音像奉賛会を設立。
上富良野町開基八十八年を記念し、開拓に貢献された先人を偲び、感謝と慰霊の意を込め、平和安全繁栄を希求し建立する。町長和田松ヱ門が退任後高齢であったが精力的に奔走し建立する。
和田松ヱ門が平成四年七月二十六日逝去後、谷 与吉を平成五年三月二十五日会長に選任。
像の全高十五メートル(レンゲ台含む)、総量六トン・材質人工大理石(FRP使用)、仕上げ大理石。
観音祠(東中小野宅)
平成六年七月小野久子が自宅玄関前に建立する。小野武雄(昭和五十一年八月二十八日没)が生前金山より拾ってきた石を花壇の縁取りにしていたが、他界後その一つが観音様に似ていると言われてから自宅前に祭っている。「自然石小さな祠有り」
長谷山観音(市街)
長谷山辰之助によるもの。十五センチメートル位の石斧風の青黒い石があり、これで患部なりを摩り、呪治療をしていた。
(大森金男記)

機関誌 郷土をさぐる(第15号)
1998年3月31日印刷 1998年3月31日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉