整骨院・鍼灸院
医療の世界では西洋医学(観血療法)と東洋医学(非観血療法)があり、「整骨」は東洋医学の一つとして、昔は「ほねつぎ」と言う名称でした。
上富良野に誕生した流れを申し上げると、大正二年に金松ほねつぎ院が始まりで、昭和十一年倉本整骨院が出来、昭和十五年上村整骨院(現在は富良野駅前で孫様が経営中)、昭和二十九年五月小島整骨院開設、小島先生は以前は日本講道館で三船十段に可愛がられ講道館の影武者と言われた大物柔道家で、北海道に渡られ富良野中学校の教員をしていたが柔道の道が忘れられず、整骨院をしながら町民の人達に柔道を教え現在は英語の塾を経営。
昭和三十一年に富永整骨院開設、現在は札幌にて大活躍中です。
昭和三十七年元警察官が退官後、岡本整骨院を開院されたが、体調を悪くして閉院。
昭和三十九年千葉整骨院開設、現在に至る。
昭和四十二年渡辺整骨院開設、現在に至る。
昭和五十四年菅野針灸整骨院開設、現在に至る。
同じく昭和五十四年星整骨治療院開設、現在に至る。
以上で上富良野の整骨院の流れを概略戴せました。
開設の年代別は下記の通りです。
金松ほねつぎ(整骨) 大正二年 倉本針灸整骨院 昭和十一年十月 上村ほねつぎ(整骨) 昭和十五年 小島整骨院 昭和二十九年四月 富永整骨院 昭和三十一年二月 岡本整骨院 昭和三十七年五月 千葉整骨院 昭和三十九年五月 渡辺整骨院 昭和四十二年四月 菅野針灸整骨院 昭和五十四年八月 星整骨治療院 昭和五十四年九月
(千葉陽一記)
機関誌 郷土をさぐる(第15号)
1998年3月31日印刷 1998年3月31日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉