郷土をさぐる会トップページ     第12号目次

編集後記

一号発行以来十二年の歳月が流れ、この間豊富な体験をお待ちの古老は幾人もこの世を去られたが、時代を昭和に移していくと、まだまだ限りない史実の多いことに驚かされます。
第十二号は連続ものの他に、現在札幌で活躍されている「金子元三氏」から寄稿を賜り、また東京の娘さんの支援を受けて、「故西野目喜太郎氏」を編集委員の加藤 清でまとめ、皆様にご紹介致しました。
また特に今回から、「私の終戦日」の主題で、太平洋戦争前後の秘話を、応募による短編で掲載致しました。このほか上富良野町の歴史ものと、個人の体験記なども内容に彩りを配慮しながら編集致しました。
ここに多忙の中、快く寄稿いただいた方々に改めて厚くお礼申し上げます。
さて、紙上をもって編集委員の新しい方を紹介させていただきます。
昨年の編集委員の中で転出、及び勤務の関係で三名の異動があり、本年新たに正会員の中から「青柳輝義氏」外部から「成田政一氏」「鈴木 努氏」「岡田三一氏」の四名の加入を迎える事が出来ました。
この四名の加入により、この会にあらゆる角度から新風と一層の活性化が期待できるものと喜んでおります。
今回紙面の都合で、掲載できなかった記事もありますが、次回に掲載させていただく予定ですのでご了承下さい。
尚、上富良野村の「勤労学徒のその実態」について下田達雄氏(上富良野東中中学校校長)に原稿依頼をいたしましたが、原稿枚数が膨大なために「郷土をさぐる誌」には掲載せず後日に下田氏が発刊する予定になりましたのでお知らせします。

機関誌 郷土をさぐる(第12号)
1994年2月20日印刷  1994年2月25日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉