郷土をさぐる会トップページ     第41号目次

=上富良野町郷土をさぐる会誌=
『第四一号』の発刊について

上富良野町郷土をさぐる会 会長 中 村 有 秀


  「かみふらの郷土をさぐる」誌第一号が、一九八一(昭和五六)年一〇月一〇日に、初代会長の金子全一氏を中心に発行されました。
 それ以来、一年に一冊発行を目標にし、歴代の役員・編集委員・執筆者の努力により、この度「第四一号」を発行いたしました。
 これは、上富良野町、上富良野町教育委員会のご指導、ご支援と共に、会員・賛助会員・読者の皆様の一方ならぬご支援とご協力の御陰であり、心から厚くお礼申し上げます。
 二〇二三(令和五)年度は、まだ続く新型コロナ禍のため、「郷土をさぐる」誌の調査取材や、実施に協賛協力してきた「町民歴史探訪ツアー」等の各種事業に影響が出ました。
 上富良野町郷土をさぐる会の出版物に対し、「国立国会図書館」から納本要請がありましたが、郷土をさぐる会として「永久保存用三冊」に不足を来すことになることから、町民の皆様から書架に眠るものをご寄贈ただき、また教育委員会のお世話を得て、何とか納本することができました。
 納本書籍は、次のものです。

  ・「かみふらの 郷土をさぐる」会誌 第一号〜第四〇号
  ・「かみふらの 一一五年歴史年表」
              二〇一三(平成二五)年発行
  ・「やまと共に生きる 十勝岳」
   〜一九二六(大正一五)年 噴火泥流災害九〇年回顧録〜
              二〇一五(平成二七)年発行
  ・「戦没者慰霊『忠 魂 碑』」
              二〇二二(令和 四)年発行
 尚、これらの書籍は、図書館「ふれんど」に閲覧用に収蔵されています。

 二〇二四(令和六)年一月一日に発生した「能登半島地震」の被害の大きさに驚き、亡くなられた方々ご家族へのお悔やみと、被災者の皆様にお見舞い申し上げると共に、早期の復旧を心から願っております。
 活火山「十勝岳」を仰ぎ見る私達は、一夕有事(いっせきゆうじ)に対する備えの大切さを、改めて感じさせられました。
 二年後の二〇二六(令和八)年には、十勝岳噴火泥流災害から百年を迎えます。
 郷土をさぐる会では、歴史の伝承と今後に臨むための「百年を記念する事業」について、上富良野町と協議をする予定です。
 かみふらの「郷土をさぐる」誌の第四一号は、第五〇号へのスタートと位置付けており、今後とも、上富良野の歴史・逸話・人物・伝統・生活等を後世に伝承するように努めてまいります。
 皆様の変わらぬご指導とご支援を心よりお願い申し上げ、第四一号発刊のご挨拶といたします。

国会図書館献本の北海道新聞の取材を受ける 2023.08.28
後列左から三原事務局長、鈴木教育長、北向編集委員長
前列左から中村会長、和田副会長

機関誌      郷土をさぐる(第40号)
2023年3月31日印刷      2023年4月1日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 中村有秀