郷土をさぐる会トップページ     第30号目次

泥流地[ふるさと]創成小学校回顧禄
しだれ柳は見ていた

旭川市末広四条七丁目 故鹿俣政三(文・絵共)[注釈A] (昭和十一年生)平成二十四年没

(文中敬称略)
創成小学校
 ここに創成小学校[注釈@]があった
  秀麗十勝岳を朝な夕な仰ぎ見て
   近くの者は遠くの者を待って
    肩を並べて通った学校
   いつも明るく活気に満ちていた
 校庭には年老いたしだれ柳があった
   春には春の秋には秋の歌を歌っていた
 一台きりのオルガンは
   少しばかり疲れた音を出していた
 学校からの帰り道
  クロンボで化粧
   たんぽぽで髪飾り
 すっかんぽをかみながら
  語り合った友
 やさしかった先生
  遠い日の思い出は
   創成小学校へと
   つながっている

  掲載省略:写真「創成小学校校章」
新入学
  私たちが創成国民学校に入学したのは、昭和十八年四月だ。大東亜戦争の真っただ中だった。
 入学式当日、かた雪を踏んで元気に学校へ向かった。『ランドセル背負って元気よく』という歌の文句があるが、私たちでランドセルを背負っていた児童は誰もいなかったように思うが、記憶は定かでない。
 国語の教科書の最初のページが、さし絵とともにあざやかに浮かび出てくる。
  アカイ
    アカイ
  アサヒ
    アサヒ
 これだけのことを、何回も何回もくり返して読んだ。
 『花・てふてふ』、目をつむると明るくのどかな陽ざしとともに思い出されることなどが遠い昔の世界が戻ってくるようだ。
しだれ柳は見ていた
 一本の年老いたしだれ柳が、校庭に立っていた。
 その柳は創成小学校のシンボルだった。子どもたちは、そこに柳があることをあまり意識したことはなかった。あるのが当然と思っていた。
 子どもたちはしだれ柳の周りでよく遊んだ。枝に飛び付いたり登ったりした。枝を折ったこともある。先生に叱られたり、友だちと喧嘩してそのはらいせに小便をかける子もいた。
 しだれ柳の幹に手をかけながら、将来を夢見る少年、少女がいた。恋を語り合う若者がいた。
 校庭ではいろんなことが行われた。
 青年学枚の軍事教練。国防婦人会や女子青年団の竹槍訓練。草分神社から出征していく青年。兵隊が青年会館に宿泊し軍事訓練。青年団の陸上競技大会に向けての練習。出身小学校別対抗リレーの練習に励む中学生。普段の小学生の屋外授業。学校、地域の行事など。
 遊びの主役は、子どもたちで、野球、クギ遊び、陣取り、石けり、字隠し、花いちもんめ、とうりゃんせ等の遊びに夢中だった。
 それらのことなどを、しだれ柳は見ていた。ただ見ていた。
運動会
 創成小学校の運動会は、六月十日と決まっていた。
 カッコウが鳴いている。北海道では、一年の中で一番過ごしやすい季節だ。水田農家では、籾播きが終わって一息入れているときだ。
 前日から青年団が、本部席、児童席などの小屋掛けをした。校門の上には落葉松の枝を使ってアーチを作り、そこに『大運動会』の看板を掲げてくれた。アーチをくぐると松葉の匂いがした。
 母と姉は、朝早くからべんとう作りだ。赤飯やおむすびに、この季節にとれる山菜(ふき・わらび)と、コンニャク、ちくわ、油揚の煮しめなどを重箱につめてべんとうの用意をした。
 高学年の児童は早めに学校に出て準備をした。
 どの子どもも、いつもよりいいシャツを着ていた。運動足袋も新しかった。母や父も、こぎれいな服に着がえ、学校に集まってきて我が子の応援をした。
 準備運動は全員でラジオ体操をすることになっていて、私は六年生を代表して前に出てやることになった。みんなとは反対の左から動作をするので、家に帰ると姉と向かい合って練習をした。姉は、「落着いてやれば大丈夫」と言った。前日姉は、黒のラシャの切れ端で、私の頭文字のKを作り、私のシャツの、胸ポケットに張り付けてくれた。気恥ずかしいような気がしたが嬉しかった。当日はあがってしまって、私の方がみんなと合わせるのに精一杯だった。
 中学校から吹奏楽部が来て盛り上げてくれた。部員に創成小学校の卒業生がいた。トロンボーンの奏者だった。トロンボーンなんていう楽器はその時初めて見た。
 父兄の徒競走もあって、私の父も出たが、父はからっきしだめだったので、母は不満げだった。
 この行事は、学校というよりも部落あげてのものだった。
 運動会が終わり、帰り道、「ああ、運動会も終わってしまった」と思うと、どっと疲れが出て足が重くなった。
水遊び
 学校の帰り道、ガード下でよく泳いだ。海水着などもっている子は誰もいない。男の子も、女の子も風呂にでも入るように丸裸になって水に入った。クロールのできる子もいたが、ほとんどは犬かきだった。
 飛び込みもやった。あらかじめ決めた石を川底に投げ込み、合図で一斉にもぐって取ってくる競争もやった。
 唇が紫になるまで遊んでいた。
 おれは何かの用事で街に出た。街の真ん中あたりで三、四人の街の者たちと会った。彼らはおれのところに寄ってきて言った。

 「おめい、女と一緒に泳いでいたべ。ああ女くっせぇ」
 「……」
 「おめい、口もきけんのか。女に口取られたんだ。声出したら女声なんだベ」

 おれは心の中で、おめいらこそ青っちろい顔して、女くせえ、と思ったが多勢に無勢で勝ち目はないから口をつぐんでいた。
 おれの家から百五、六十メートルも行ったところに、富良野川がある。おれはよくそこへ行って遊んだ。
 その時は水切りをして遊んでいた。すると対岸に青年が自転車でやってきて、糸を垂れた。暫くしてから、彼は声をかけてきた。

 「この川、魚釣れるんか」
 「ああ、釣れるよ。ウグイやフナがいるよ」

 おれは、それをいうとさっさと家に帰ってきた。
 山女魚や岩魚もいるよ、と言いたかったがそこまではいわなかった。富良野川は硫黄川であるから、魚は棲息しないのだ。なぜそんな意地悪を言ったかというと、昼日中から魚釣りなどしているのは街の者に決まっていたからだ。災害地に住む青年にそんなゆとりのある者は誰もいなかった。
草分神社祭典
 水田農家にとって九月半ばの一時期は、ひえ抜きも終わり稲刈りまでは一息つくときであり、忙しさの中の台風の目のようなものだ。
 だから、草分ではこの時期の九月十五・十六日をお祭りと決めていたようだ。
 この部落の子どもたちは、街に出掛けることはめったになかったので、この祭りが一番の楽しみだった。 青年たちもこの日が楽しみで舞台作りなどに張り切っていた。
 子どもたちは、青年が校舎の前に舞台を作り出すと、そばに寄って行く。「じゃまだからどけろ」と叱られても離れようとはしなかった。やることなすことが珍しいのだ。
 子どもたちは、舞台がはさ木で組み立てられ、幕が掛けられ完成するのを見届けてから離れていくのだった。
 この部落のお気に入りの劇団は、『常磐禮子一座』だった。
 役者の控え室は五、六年の教室があてられていた。
 教室の窓が外され、役者たちはそこから舞台に出入りできるようになっていた。
 芝居の幕が開くのは日暮れ時で、それまでは三時間以上もあるのに、子どもたちは校庭にござや座布団を持って集まり場所取りをした。
 開演までの時間、幕の裾から舞台をのぞき込んだり、神社に行ったり、しだれ柳の回りで遊んだりするのだが、いつもとちがって落ち着かない。
 控室の役者が気になって仕方がないのだ。何人かで連れだって窓に近づき中を見た。六、七人の役者が車座になり、青年団の差し入れした西瓜や味瓜、とうきびなどを食べていた。その中におれたちと同じ位の女の子がいて、西瓜に手をのばすところだった。だれかが「あっ、小蘭子だ」と声を出した。すると年配の後者がギヨロリとこちらを見たので、おれたちは顔を引っ込めてしまった。
 常磐禮子一座の出し物に『巡礼お鶴』というのがあった。その内容は次のようなものであった。
 母親のお弓は座長の禮子、巡礼お鶴は小蘭子が演じた。禮子、小蘭子の涙を流しての熱演に、観客は大粒の涙を流すのだった。
 芝居がはねた。待ちに待っていたお祭りは終わってしまった。自分の座っていた座布団を小わきにかかえて家に向かう。そんな自分の月影をながめながら歩いた。「おれ、後者の子だったらよかったのになあ」と思った。「役者になりたい」と思うのだった。
 九月十六日、それは毎年、どこにでもやってくる日だが、俺たちにとってはかけがいのない日だった。
家の手伝い
 小学生頃の家の手伝いは、馬と錦羊がそれぞれ二頭いて、そのかいばの草刈りや藁切りをした。開墾時期の馬には人参なども与えた。人参は、桶に水と一緒に入れて洗い板をつっこんでガラガラ回して洗った。洗い終わったら桶の中の人参を角スコップを細かくしたような物で突き刺すようにして細かく切った。これらは一人ですることもあったが、兄弟ですることもあった。
 春の声が聞こえると、姉ちゃんたちは縄ない機で縄をなった。母ちゃんは俵編みをした。俺たち小学生の子どもは藁打ちをしたり、みご縄をなった。
 水田では、苗運び、田植え、稲刈り、稲束運び、はさの稲束の手渡しなどの手伝いをした。
 畑は通い作で弁当を持っていった。おかずは、みがきにしんに味噌を付けたものや味噌漬けだった。
 小麦やえんばくや豆刈りをした。亜麻引きもした。
 脱穀のときは、父ちゃんや兄ちゃんが発動機や脱穀機を馬車に乗せて畑まで運んだ。
 発動機を始動させてからしばらくすると、ピストンの冷却水がお湯になる。その中に、とうきびを入れてゆでて食べた。少し油臭かったが、旨かった。
 水は沢に湧き水があった。水を汲んでくると言っては、沢に入り込んでザリガニを見ていた。
 そこに桑の木があった。実が熟する頃だった。
 二番目の姉ちゃんが俺の口を見て「紫だ」と笑った。
 そう言う姉ちゃんの口も紫色だった。お互いに口を指差して笑いあった。
 二番目の姉ちゃんとは畑への道すがら木苺もよく食べた。とげに気をつけながら実を摘んだ。
 落葉きのこも沢山あった。この時期のお汁の実は木の子と茄子だった。
 学校から帰ってくると、父ちゃんに稲刈りなど「今日は、お前はこれだけやればいい」と言われてみると、あまりかからずに終わりそうに思えた。早く終わらせて、あとは遊びたい一心から一生懸命やるのだが、それをやり終える頃、太陽は沈んでいた。
 親は経験から、どれくらいの仕事ができるか分かっていた。なんだか騙されたような気もしたが、次の日も父ちゃんに同じようなことを言われると、また挑戦していた。
 友達から漫画を借りた。
 誰にも見つからないように、裏玄関からこっそり奥の部屋に入り漫画を読んでいた。ばあちゃんはちゃんと気づいていた。
 「何時までも何してんだ。早くカボチャ食べて田圃に行け」
 弟は先に帰っていて稲刈りをしていた。
 農繁期は、子どもといえども家の中でごろごろしているわけにはいかなかった。
藤兵衛さんと綿入れ
 伯父の藤兵衛[注釈B]さんは、寝る時間も惜しんで働く人だった。
 それでも、お正月には毎年伯父夫婦揃って、羽織、袴で親元の我が家に年始に来ていた。口数の少ない人だったが、お神酒が入ると少しは口が滑らかになった。
 そんなあるお正月、伯父は十勝岳爆発のことを誰とはなしに話した。
 大正十五年五月二十四日、夜来からの篠つく雨は、いくぶん小降りになっていた。この位の雨で仕事を休むわけにはいかない。しろかきに精を出していた。
 ドド、ドド、ドドッ、と腹わたにめり込むような重い音がしてきた。こんな音は初めてのことで、これはただごとではないなあ、と思った。すると大爆音が轟いた。それからしばらく轟音が続いた。
 ふと我に返ったとき、流木ににしがみついていた。
 何がなんだか分からなかった。
 どす黒い怪物にも似た大泥流は、あらゆるものをのみこんでいた。
 巨大な木材は縦に回転しながら流れている。とんぼがえりする流木は巨大な水車だ。石が転がる。家がくずれる。人が浮いたり沈んだりしている。馬が流されている。電線に手が掛かったとき俺は助かったと思った。
 話はこれで終わってしまった。それで俺は「その後はどうなったの」と聞いた。すると父ちゃんに「子どもは余計なこと聞くな。あっちへ行っていろ」と怒られてしまった。
 ある年の十月、藤兵衛さんの家は大農家だからまだまだ取り入れの仕事が残っているのに、我が家のはさ掛けの手伝いに来てくれた。
 伯父は踏台に上がった。小学生の俺が稲束を手渡すことになった。
 あたりは薄暗くなってきた。母ちゃんがカボチャの煮たのと茄子の漬け物を持ってきた。これは毎年のことだ。
 伯父はそれを食べ終わるとだれよりも早く立ち上がって踏み台に乗った。
 いつの間にか月が出ていた。いつになったら終わるのか分からなかった。
 単純な仕事で俺は眠たくなってきた。
 その時、伯父は突然、「錦入れっていいもんだ」と言い出した。そのときも伯父は錦入れを着ていた。
 「泥流で流されたとき、俺は錦入れを着ていたんだ」十勝岳爆発の話をしてくれるんだと思ったら、目がぱっちりした。
 「俺はな、流されている間いろんな物にぶつかったが綿入れが体を守ってくれた。そして綿入れの中は濡れず、体は冷えていなかった。泥流で百四十四人の人が死んだ。溺れたり怪我のほかに寒さで死んだ人もいたかも知れんのだ。錦入れってほんとにいいもんだ」話はそこで終わってしまった。
 錦入れのことは分かった。本当のことを言うと、俺の知りたいのは綿入れのことより、伯父の家族が五人も亡くなっているということ、そして奉公人たちはどうだったのか。それらのことが知りたいのだ。その状況が知りたいのだ。でも、そのことは伯父自身から言わない限り、こちらから聞いてはいけないことのように思われた。
 伯父はついに語らずじまいだった。
 「十勝岳爆発災害史」によると、『藤兵衛さんの所に災害の前年四月より中富良野村の相良ハル(十八)が女中奉公に来ていた。当日は雨だったので藤兵衛さんの三女ツカ子(二)の守りをしていた。
 突然の大変事でハルはただちにツカ子を背負って避難したが間に合わず、死体となって浮かび上がった。ハルはツカ子を背負ったままだったので、見る人は涙で袖を濡らした』とある。伯父の田圃の一枚、その隅に大きな石が横たわっていた。もちろん泥流で流されてきたものだ。
 伯父はその石に腰を下ろし、開墾鍬をその石に熱心に押し付けていた。鍬を研いでいるのだった。やはり綿入れを身に付けていた。
 伯父の藤兵衛さんは、いつも綿入れを身に付け体を使うことをいとわぬ人だった。
学芸会
 私たちの頃の学芸会は、三月三日、ひな祭りの日と決められていた。
 六年生の時の学芸会がかすかに記憶にある。
 舞台は、体育館に机や教壇で作った。幕類は一年に一度の使用でカビ臭かった。達磨ストーブーを運んだり煙突も付けた。主に五、六年生と先生で準備した。
 私たち六年生の出し物は、合唱が「虫のこえ」だったように思う。

  あれ松虫が鳴いている
    ちんちろちんちろ
      ちんちろりん
  あれ鈴虫も鳴き出した
    りんりんりんりん
      りーんりん
  秋の夜長を鳴き通す
    ああおもしろい虫のこえ

 この歌が頭の隅にある。
 劇は男子だけで、題名は「写真機」と言うのだったと思う。
 先生は「この劇をやれ」と脚本を示した。私は「常磐禮子一座のやるような芝居がやりたい」と言った。すると先生に「馬鹿者、そんなものは金玉に毛がはえたらやるもんだ」と言われてしまった。
 女子は合唱の外に何かお遊戯でもしたのだろうか。思い出せない。
巣立ち
 私たちの卒業式は、昭和二十四年三月二十日だった。
 卒業式、正しくは、上富良野村立創成小学校第四十八回卒業証書授与式、ということになる。
 卒業生は、二十六名である。
 もう何もかも記憶は定かではない。それでも、当日は春らしい陽射しが体育館の窓から差し込んでいて式場を明るくしていたことと、青年団を代表して寺尾力さんが送辞を読んでくれたことが何故か心に残っている。
 四月からは、みんな同じ上富良野中学校に進むのに、ああ、もうこれでみんなとは離れ離れになってしまうんだなんて、大ぎように思ったものだった。
 しだれ柳も、いつしか姿を消していた。

  掲載省略:写真「第48回卒業写真」
噴煙
 大正十五年の十勝岳大爆発は、わが国の噴火史上まれにみる惨事であった。十勝岳の溶岩は、火口の積雪とともに泥流と化して富良野原野を襲い、百四十四人の命をうばった。
 私はその災害地、上富良野町草分の『憩いの楡』のすぐそばで生れ育った。
私の子どもの頃、母はこんなことをよく言っていた。

「田圃がやっと緑っぽくなってきたと思ったら、春風が吹いて苗が畔ぎわにどっと流されてしまう。しかたがないから播きなおす」これは、根が出ても泥流の酸性土壌を嫌って活着しないためである。
「土はありがたいものでね、春に種を預けておけば、秋にはそれなりのお宝をくれる。ところがここは違った。播いた種籾よりも収穫が少ないんだよ」
「冬は、泥土の中の流木除去と客土の明け暮だった。あお(馬の名前)には助けられた。凍てつくような寒さなのに全身汗だくになって働いてくれたもの」

 父母は田圃づくりに、辛酸をなめる思いで働きに働き続けた。
 草分神社境内に、三浦綾子女史揮毫の「泥流地帯」の碑が建っている。当時の人々の災害復興への功績と、綾子女史の著書「泥流地帯」の文学をたたえ後世に伝えようとするものである。
 私は、この「泥流地帯」の碑の前に立つ度に、爆発当時の偉大な村長、吉田貞次郎先生の言葉を思い出す。
 『私の人生に最大の悲しみをたたきつけたのも、また、最大のよろこびを与えてくれたのも、実にあの十勝岳である。私はあの山に頭をたれて半生を過ごした』と。まさしく自然への畏敬の念である。
 私は郷土の誇りである村長、吉田先生の葬儀で創成小学枚の児童を代表して焼香に立った。その時もこの言葉を頭に浮かべていた。昭和二十三年の夏のことであった。
 富良野の発祥の地、この上富良野の復興に未来を賭けた吉田村長、そして村の人々の熱い思いが、今になっても、私たちに不屈のロマンを語りかけてくるのである。
 火の山、十勝岳は今日もまた、白煙をふきあげている。
資料
注釈@ 創成小学校(現在草分防災センター)
   三重団体移住の年、明治三一年の冬季農閑期から、高田派説教所(現専誠寺)の島義空が寺小屋を開き教授したのが始まり。
 明治三三年四月二日、上富良野簡易教育所として設置認可を受け、同月中に字上富良野西二線北二八号で共有家屋を仮校舎に充て授業を開始した。通学区域は上富良野一円、生徒数は約三〇名。
 市街地方面の戸数増加に伴い、市街地に小学校が設置され、明治三五年七月西二線北二十七号を以って通学区域を変更。
 その後、江幌、里仁、日新校の設置に伴い、区域が改変された。沿革は下記の通り。
明三三・ 四・ 二 上富良野簡易教育所開校
通学区域(一九〇〇年)は上富良野全域
 三五・ 三・三一 校舎新築(三二.八坪)
 四一・ 四・ 一 上富良野尋常小学校と改称
義務教育年限六年となる。校舎増築
 四四・ 四・ 一 二学級認可。校舎増築
     七・ 七 第一回運動会
大 二・ 六・ 一 校舎増築並びに改築
  六・ 七・三一 三学級認可。校舎増築
 一五・ 五・二四 十勝岳爆発、学童九名死亡
昭 三・ 三・二〇 校舎新築(二百一八.二五坪)落成式
  十・ 三・三一 草分青年学校併置
 一五・ 四・ 二 開校四十周年記念式典
 一六・ 四・ 一 上富良野国民学校と改称
     六・一一 創成国民学校と改名
 二二・ 三・二一 校歌制定作詞 広川義一[注釈C]、作曲 佐藤正男[注釈D]
     四・ 一 創成小学校と改称
 二三・ 三・三〇 創成小学校父母と先生の会を発足
 二三・ 四・一五 草分地区に電灯つく
 二四・ 四・ 二 開校五〇周年記念式典、二宮尊徳像建立、記念誌発刊
 二五・ 四・ 一 四学級認可
 二八・ 四・ 一 五学級認可
 三一・ 七・一〇 校舎増築
 三四・一一・二〇 開校六十周年記念式典
 三七・ 四・ 一 六学級認可
 三九・ 三 統合問題起こる
 四二・ 四・ 一 上富良野西小学校発足、統合
    一一・一七 創成小学校閉校式
注釈A 鹿俣政三(かのまたまさみ)
   一九三六(昭和一一)年、北海道上富良野町に生まれる。防衛庁事務官を経て中学校教師。七七(昭和五二)年、月刊誌「学級経営」(明治図書)に「今月の教室づくり」を連載。七七・七八(昭和五二・五三)年、週刊誌「北海道教育新報」(北海道教育新報社)に『わたしの学級経営』連載。
 二〇〇五(平成一七)年、柏艪舎より「泥流地の子ら」を発行。政三氏が感じた故郷の自然と実体験を描いている。
 平成二四年一一月一五日冥界入り。旭川市末広に妻千代子さん(上富良野出身)。
注釈B 船引藤兵衛(ふなびきとうべい)
   (明治一七・二・二五〜昭和三六・三・二八)。明治三八年に兵庫県損西郡子犬丸村(現在たつの市)より入地した庄太郎の子。二代目。
 大正一五年の十勝岳爆発に遭遇し、藤兵衛の母かな(六九)妻まよ(三五)長女ミツエ(一〇)、三男春吉(七)三女ツカ子(二)の五人家族と、相良右馬治(中富良野村)長女ハル(一八)が船引家の女中奉公中に犠牲となった。藤兵衛は泥流に飲み込まれながらも生還。小学五年生の長男武と生き残る。
 翌年藤兵衛は鹿俣百海の長女ハツヨ(政三の姉)と再婚し復興に尽力した。昭和三六年三月二八日没。
三代目武の長男武通が現在四代目として後継し、農業を営んでいる。
注釈C 広川義一(ひろかわよしいち)
   大正一〇年入地した由蔵の子。大正一四年三月上富良野尋常小学校尋常科卒。大正十五年、上富良野尋常高等小学校高等科二年(十六)の時十勝岳爆発に遭遇。西三線北三〇号にて二代目として農業を営む。昭和二二年三月校歌を制定作詞、創成小学校五代目PTA会長を歴任。現在忠雄氏が家督を相続している。
注釈D 佐藤正男(さとうまさお)
   大正三年二月八日有珠郡伊達町に生まれる。
 昭和五年三月伊達実業専修学校(商業科)、昭和一〇年三月函館師範学校本科第一部をそれぞれ卒業。
 昭和一〇年三月三一日北海道公立小学校訓導教員として勤務し、昭和四九年三月三一日まで三九年一月の長きに渡り小中学校教育に心血を注ぎ多くの人材を育成した。
 上富良野創成国民学校には昭和一八年五月六日訓導教師として着任。昭和二二年三月同校の校歌を制定作曲。翌二三年五月三一日まで在職。
 昭和三三年から増毛町立雄冬小学校長を皮切りに各校の校長として一六年間歴任。上富良野江幌小学校長には昭和四四年四月着任し、児童に積極性と協調性を身につける音楽教育に取り組み管内有数の合唱校に成長させ、その指導力が高く評価された。
 昭和四九年三月同校退職後は上富良野町に居住。その後、老人クラブ指導員。老人大学非常勤講師として教職の経験を生かして老人の知識教養の向上にも貢献。
 昭和六二年九月札幌にて生涯を終えた。同年同月従五位、勲五等に除され、双光旭日章をそれぞれ授賞した。
創成小学校卒業生名簿
第一回 不明    第二回 不明
第三回 明三六・三・二四 尋常科第四学年卒
 吉田 志ず  大畑 仙助  佐々木伍三郎  田村 榮三
第四回 明三七・三・二四
 石垣 末松  田中太重郎  岡田 佐平  久世カホリ  畑中 イチ  山崎アサノ
 水上 英三  分部 美の  加藤 こな  辻村 勘蔵
第五回 明三八・三・二五
 一色 加免  一色武十郎  高士 清吉  伊藤藤太郎  篠原 シモ  松井 キリ
 篠原 カス  落合 善助  大角たつを
第六回 明三九・三・二四
 吉田喜八郎  石垣すへの  伊藤  彰  伊藤 由平  加藤 三造  山崎 ハナ
 大畑千十郎  大角きやう  遠山 キミ  佐々木善五郎 伊藤 こま
第七回 明四〇・三・二四
 館  佐市  奥平 三平  田中米次郎  畑中 喜作  伊藤 鶴丸  大西吉左ヱ門
 石神 ヲヨ  岩谷半十郎  落合ハルヘ  落合藤三郎
第八回 明四一・三・二四
 西  荘蔵  分部 倉三  船引 捨次  松井 國松  石神 アヤ  寺田  竹
 石垣こはる  松井 ゆき
第九回 明四三・三・二四 尋常科第六学年卒
 西  荘蔵  分部 倉三  船引 捨次  松井 國松  伊藤 雄治
第一〇回 明四四・三・二四
 伊藤信次郎  三平 リイ  佐藤 實吾  前田 いよ  大角 すゑ  一色 カク
 伊藤廣太郎
第一一回 明四五・三・二三
 大畑ひさへ  篠原すみへ  船引 ドリ  古川 艶子  田澤 さだ  高士きみゑ
 加藤志ずへ  長沼 鐵造
第一二回 大二・三・二四
 伊藤三之助  富田 孝成  大畑田之助  篠原貞一郎  田中 すゑ  石神 信一
 山崎 キク  中川 美三  林 與利平  寺田 キク  南川時三郎  中村 精市
 岡田 甚七
第一三回 大三・三・二四
 西浦 忠一  但木フヂヨ  大澤ハル子  前田キヨノ  大屋 龍間  加藤みさを
 高田 さく  古川 實子
第一四回 大四・三・二四
 田村 きぬ  高士きくえ  石神 まつ  岩田 政一  一色 モト  若林 末吉
 佐藤 福治  西山留之助  天白 徳助  伊藤 ソノ  但木ウメヨ
第一五回 大五・三・二〇
 伊藤 重一  大畑まつえ  星野 友吉  守田 周一  加藤みつゑ  石垣 梅子
 田中 太郎  篠原 政雄  中山 勉女  南川 俊三  堀川八重治  中村精之助
第一六回 大六・三・二三
 古川 秀堆  細川キヨコ  山田己之助  平田  穂  米村 久治  富永善十郎
 服部 一郎  金谷三治郎  石神 喜市  田村みつ江  谷  外吉  早川タミヨ
 北越 アヤ  高士勇次郎  田村  勇  山崎常一郎  栗田藤次郎  岡山 タカ
 大屋スミヨ  佐藤 虎盛  山崎 乙吉  森  俊雄  二村 憲二  佐々木善蔵
 遠藤たつい  寺田 ノプ  中川 マス
第一七回 大七・三・二三
 堀尾己代治  伊藤卯一郎  鯖戸市太郎  菅原勝兵衛  谷  兵作  伊藤 義雄
 田村石太郎  四釜 キウ  田村 ハル  藤原 泰壽  菅原  稱  伊藤 大吉
 佐藤吉之助  石垣 愛子  大屋ヨシヱ  島 あきの  葛山ユワノ  佐藤 春吉
 斎藤 惣吉  伊藤與四郎
第一八回 大八・三・二一
 平田 清香  伊藤 留吉  山本と志榮  清水  進  大澤 正春  若林 フジ
 伊藤婦じゑ  山田 勝二  田中 輝男  大畑キクヱ  川喜田キヨ  山口 平一
 佐々木ハナ  吉澤よしの  山崎新三郎  森  正男  富田 キト  寺田コマノ
 高山楠太郎  南川かねゑ  川喜田初太郎 安部 照彦
第一九回 大九・三・二三
 新田一太郎  若林  三  天白 三吉  島 喜代一  米村 義幸  石垣  茂
 一色 忠義  島田 一郎  村上由次郎  金子  淳  北越 乙吉  富永 儁一
 前田 力蔵  長沼 正春  鯖戸 平治  荻野 一馬  太田イトヱ  葛山シゲ子
 伊藤イトヱ  中山 郁子  四釜タマノ  風間 マス  加藤ツギヲ  山田マツヱ
 伊藤 リヱ  小寺 シゲ 川喜田タキヱ  田村 サヱ  守田 とみ
第二〇回 大一〇・三・二〇
 服部幸次郎  大福 政鷹  高橋 竹雄  表 伊次郎  堀川 浅治  高士 政一
 山崎 繁蔵  開口よしを  一色フヂヱ  猪飼 トシ  岡山ユキノ  北岡チヨノ
 嶋田 シカ  後藤志げの  若林 ハナ
第二一回 大一一・三・二三
 西山今朝之助 天白 竹雄  石神 秀一  佐藤 次盛  中川  透  若林新太郎
 岡山市太郎  山崎 春雄  大澤 鐵雄  大友 久雄  岡田 健次  渡邉 朝吉
 長沼 國雄  菅原 七郎  金谷定五郎  守田 榮二  伊藤 精市  吉澤 春雄
 佐々木ハツミ 山崎スエノ  荻野 きよ  白井ヨシヱ  石垣八重子  阿部モトヨ
 田村シヨウ  吉田 勝子  谷  ハル  川喜田キミヱ
第二二回 大一二・三・二二
 根尾 儀一  一色ウメエ  田村 昇平  青木 俊也  鯖戸 茂松  金子  洵
 館入 ミヨ  田中 常男  長澤 テル  及川捨次郎  遠藤 正記  山崎トミヱ
 向山 きく  内田  彌  鈴木  清  斎藤猪之助  吉田源三郎  表  七郎
 佐藤  武  木田 義雄  南川 善三  小野寺マサヲ 富田キヌヱ
第二三回 大一三・三・二二
 松井トラヱ  高士 茂雄  伊藤大次郎  谷  與吉  石垣不三夫  川喜田幾久一
 東明ゆきみ  松本 憲次  若林キヨ子  山崎 秀雄  木川田久幸  岡田 信次
 山崎勝次郎  大森 一江  石神 スヱ  洒井 ハル  前田 すい  村上 政一
 佐々木幸一郎 植村 くす  田村シズヱ  長沼 義雄  開口ミサオ  佐藤ナミヱ
 表  キク  大角コナミ  堀川 末治  日下 ハル  若林 チヨ  佐々木タミノ
 服部キクヱ  一色ツルヱ
第二四回 大一四・三・二一
 吉田 千里  館入顴之助  伊藤 忠司  松浦 幸坂  稲垣 ゆき  多湖 言行
 白井チヱ子  富田シヅヱ  及川長太郎  東明フジミ  後藤 康隆  井上  榮
 廣川 儀一  山田 喜作  岡  サノ  猪飼 ヨシ  青柳 秋見  金子 恵子
 長澤キクヱ  村井  弘  田村友太郎  島田コナミ  佐々木正一
第二五回 大一五・三・二一
 四釜 留信  田村 シナ  山崎 高造  田中  務  船引 キミ  酒井 ツマ
 多湖 ヤス  高橋 貞之  石神 ハル  小寺富美子  内田  房  吉澤スミヱ
 一色 久男  大野 寅吉  木田 トメ  鈴木  悟  山田 義三  遠藤  瀞
 大角 富子  平井 輝光  若林  稔  小松田仲吉  開ロ シズ  坂谷内ツヤ子
 小關 喜一  佐藤 光盛  佐藤 トミ  小野寺キミ  木幡萬之肋  日下 儀一
 森  成雄
第二六回 昭二・三・二二
 服部  正  大友 貞志  高士 武夫  西山  好  稲垣 芳夫  日下 留二
 廣川 義春  山田 廣助  結城マサ子  前田 ミヨ  伊藤マサヱ  川喜田オトヨ
 大森富美子
第二七回 昭三・三・二二
 田村 虎雄  井上 正徳  高橋 正夫  船引  武  吉田 榮良  金子  氾
 吉田 尚典  鈴木 忠男  島田 義己  岡田 竹松  佐々木正助  山田 武雄
 森   厚  吉田 金作  堀川 スヱ  青柳コイノ  小關シズヱ  多湖 ナミ
 船引キヨヱ  木川田きみ子
第二八回 昭四・三・二一
 佐々木光太  遠藤 八郎  大福 友吉  服部佐太郎  柴田重太郎  吉澤  實
 佐藤 龜蔵  石川  肇  久保楠二郎  寺尾 清治  伊藤 米治  立野 辰夫
 高橋 ミヨ  北村ミドリ  村上 ヱツ  山崎 ウメ  東明ミサオ  廣川マサノ
第二九回 昭五・三・二〇
 田村  弘  市川 岩男  平井 輝見  堀川 正次  納谷 治一  但木 一馬
 内田  隆  小林ハルヱ  佐藤 藤香  青柳 きみ  南川はる子  宮田 ヒデ
 落合キヌヱ  伊藤 トモ  吉田 ヒサ  山崎マサノ  森 オトミ  今野つる子
 寺田 チヨ  池田 初雄
第三〇回 昭六・三・二〇
 船引 定雄  金子巳末男  高橋 利之  岡田 末松  立野ハルノ  中村キミ子
 山田ヨシヱ  田中 ミサ  佐々木はな  服部アキノ  吉田 てい  遠藤ミサヲ
第三一回 昭七・三・二〇
 川喜田久良  田村 九一  立野 榮作  佐藤 吉雄  鹿俣 信丸  立松 愼一
 遠藤 一男  今野 辰衛  吉澤  覺  伊藤 清春  稲葉ミサオ  北越 よね
 長沼サツキ  廣川コギク  伊藤ユキヱ  佐藤 トメ  一色 染子  千葉キミノ
 山崎 イト  富田 ヒデ  寺尾シカノ  篠原キヨ子  落合ウメノ  木川田とみ子
 生出  亘
第三二回 昭八・三・二〇
 上村 榮吉  相良 松雄  鈴木  廣  佐藤 光玉  落合 静一  平井 正止
 伊藤 義一  島田 政市  伊藤 友一  吉田 保秋  佐々木正三  大湊喜代司
 寺田 武松  由利 力蔵  石川 庫三  木川 田助  田村 松男  高田 ヤヱ
 長沼トミコ  伊藤 シズ  服部ナツヱ  遠藤 勝子  但木 フミ  宮下 壽子
 小關テツヨ  青柳 ユリ
第三三回 昭九・三・二〇
 齊藤 長吉  村上 元三  齊藤 為雄  大福八百里  菅原 龜七  相良 秀義
 干葉富太郎  遠藤 辰郎  内田千代子  立野スサ子  船引 靜子  稲葉ヨシヱ
 四釜ユキヨ  佐々木トミヱ 立松 幾子  生出 ナホ  廣川 イト  太田 しわ
 吉田 彌生  佐藤スエコ
第三四回 昭一〇・三・二〇
 上村 榮作  伊藤 養市  高田 常雄  宮田富作二  中村 安雄  伊藤 友二
 荻野 秋信  一色  一  田村 稲雄  吉澤 幸雄  船引 常雄  平井  進
 宮下 宜雄  吉田 音吉  天沼  明  寺田セツコ  篠原ハル子  今野 榮子
 伊藤 秀子  伊藤キクノ  寺田 勝子  遠藤ミヤ子  松岡はつよ  中村キヨ子
 落合ヨシヱ  富田さの子  小關ユキ子  落合ヤス子  青柳 光子  森谷やすゑ
 長沼ミドリ
第三五回 昭一一・三・二〇
 伊藤 初雄  菅原 龜八  上村 政雄  佐々木正雄  寺尾 重光  大居  實
 佐々木義雄  遠藤 三郎  廣川 利之  佐々木富夫  立野トシ子  山田 澄子
 田村シズヱ  鈴木 トヨ  栗原 イセ  藤岡 美雪  大湊キミ子  長沼モトコ
 伊藤なみゑ  船引 受子  伊藤チヤ子  稲葉 春子
第三六回 昭一二・三・二〇
 土田 三郎  岡田 八郎  澤田 友之  水谷  實  但木 勝二  蒔合 敏雄
 高田重太郎  遠藤 憲治  金谷 敬一  由利十四男  伊藤 文夫  寺田 正勝
 四釜 喜芳  長沼 親士  相良 正義  今野 葉子  西村喜久子  伊藤トシエ
 久保 登喜  結城 キミ  川崎美代子  齊藤 ミネ
第三七回 昭一三・三・二〇
 小關 豊治  立松 博明  森谷  勇  谷   清  上田 正介  落合  勇
 伊藤  眞  寺田 義美  立野 甚作  生出 清人  佐々木信次郎 山崎 竹松
 山崎芳太郎  池田 正雄  菅原フジ子  富田 岸江  川田 房子  佐藤喜美代
 船引美代子  佐々木ハナヨ 小西 淑子  宮下 公子  南川チエ子  廣川ハル子
 伊藤キヌエ  吉田キヌエ  藤田 菊江
第三八回 昭一四・三・二〇
 岡田 重雄  船引 金三  北村 寅蔵  寺尾  力  結城  守  伊藤  彰
 落合 一男  斉藤 正春  平井  正  遠藤カネヨ  篠原マサヨ  吉谷 花子
 由利 いま  星野 光子  今野 光子
第三九回 昭一五・三・二〇
 菅原 忠雄  岡田  保  長沼 正親  伊藤 次夫  田村 一夫  寺田 巧明
 船引  勉  岡田 武雄  立野 善作  落合 昭一  土田 與蔵  稲葉金太郎
 四釜 定芳  藤田 博泰  佐々木キミ  金谷 愛子  富田 順子  一色 光子
 伊藤 和子  船引ナオ子  西村 共子  谷野 みつ  高田アキ子  鹿俣 文榮
 池田 フミ  佐々木ハル子 廣川 トヨ
第四〇回 昭一六・三・二〇
 吉田 清和  山崎  稔  篠原  正  栗原 政夫  佐々木文夫  齊藤 義春
 生出 新榮  佐藤 八重  水谷 春美  結城 ミヨ  伊藤トシコ  大湊ミツコ
 川田美代子  森 美代子  山崎アイ子  吉田 昭子
第四一回(国民学佼)昭和一七・三・二〇
 高橋 利男  小關 光夫  伊藤 治幸  高田 正信  正木 勝弘  猪飼 茂雄
 佐々木信一  宮下 一夫  太田柏次郎  菅原 次雄  相良 義巳  吉谷 信男
 上田美和子  星野 チヨ  森谷としゑ  立野 ユキ  一色 照子  岡田 文子
 富田ツギ子  富田クニ子  立松富代子  鹿俣 紋子  藤田 喜美  中村 せつ
 金谷フミ子  小西 悦子  菅原トヨ子  廣川クニ子  寺尾きり子
第四二回 昭一八・三・二〇
 平井 正夫  森 俊一郎  長沼 義親  齊藤 幸吉  寺田 利明  田村 八郎
 巽  幸雄  川田 利和  北村 美學  生出 常雄  若葉  緑  遠藤よし子
 四釜ヤエ子  水谷スエ子  伊藤とし子  安達 竹子  船引 良子  落合ヨシ子
 伊藤かほる  山崎とし子  佐藤トシヱ  伊藤 キヨ  岡田かほる
第四三回 昭一九・三・二三
 山崎 勇治  立野 源作  池田 武男  北越  勲  高田 清吉  鹿俣 民成
 高橋 研治  星野  勇  佐藤 満夫  加藤  勇  金谷 幸雄  森谷 勝雄
 田中  徹  結城 勘造  落合  清  中村 健二  森  力蔵  谷  節子
 岡田 秀子  猪飼ヤエ子  遠藤マサヨ  大湊キヱ子  前田はつ子
第四四回 昭二〇・三・二四
 立松 久令  佐々木榮太郎 齊藤 光幸  水谷 勝巳  伊藤  勉  船引 昭七
 一色  仁  星野 春男  味村 光吉  佐々木百合子 正木シゲ子  小關ミエ子
 富田カズ子  大居 文子  伊藤 愛子  伊藤シズ子  岡田 佳子  吉谷 光子
第四五回 昭二一・三・二一
 吉田 友之  山崎  繁  高田 義巳  山崎 國雄  島田 順一  富田 弘司
 藤田 政幸  寺田昭八郎  鹿俣 英治  安達 芳春  菅原 幸夫  星野 秀雄
 荒澤  篤  立野 キミ  山崎 愛子  佐藤 時子  寺尾ユリ子  都竹安紀子
 池田 キヨ  生出喜代子  田村カズ子  北越 澄子  上田千鶴子  廣森 久子
第四六回 昭二二・三・二一
 高下  哲  加藤  清  若葉 隆司  齊藤 房吉  伊藤  登  正木 正憑
 岡田 正和  金谷 静男  遠藤啓四郎  猪飼 薮雄  大森 利和  菅原 悌二
 結城 加津  落合エミ子  富田ミチ子  田中 千子  伊藤 フミ  北村 允乃
 落合マサ子  上村 稈子  伊藤 貞子  佐藤 常子  遠藤  榮  一色 純江
第四七回 昭二三・三・二〇
 山田  穂  廣川 忠義  吉田  明  川田 明司  田村圭之進  船引 三義
 生出  旭  太田 勝満  小原 正市  佐々木實雄  山崎 英正  佐々木和雄
 加藤  誠  吉谷 貞男  南  道子  長沼八重子  高橋ひろ子  星野百合子
 荒澤 マサ  田中 之子  干葉 タツ  寺尾 藤子  生出カヅ子  中村圭永子
 相良 ミツ  高橋 利子  高橋 末子
第四八回(小学校) 昭二四・三・二〇
 若葉敬次郎  鹿俣 政三  池田 忠治  谷  政行  伊藤 光治  廣森日出夫
 南川 政誼  齊藤 定雄  長沼 晃市  遠藤 龍一  服部 慶彦  結城千永估
 伊藤 佳子  高橋 峯子  水谷ミヤ子  斉藤 ヤソ  上村 京子  安達 兼子
 正木美登里  伊藤 一子  長沼 秋子  富田 雪子  菅原 弘乃  高橋 成子
 高士 清子  立松 道子
第四九回 昭二五・三・二〇
 種田 光雄  小原 義光  山田  茂  内田 光行  立野 一男  星野  弘
 千葉 春見  佐藤  左  立野 正好  猪飼  登  伊藤 栄一  生出 和子
 山崎 春見  田村 きの  大森 成子  島田 弘子  森 八重子  金谷 ミツ
 落合ミサ子  宮下 久江  中村比早子  前田衣久乃  岡田 敏枝  森谷よしの
 生出 令子  菅原 慶子  廣川 富子  吉澤佳主永  船引 久恵  長沼 良子
 坂口 愛子
第五〇回 昭二六・三・二〇
 山崎 常男  高士 清一  相良 和一  鹿俣 善一  荒澤  剛  千葉  定
 星野 春信  加藤 勝治  山崎 幸一  上村 武久  生出 正憲  四釜 長吉
 嘉藤 代一  伊藤  清  土田 栄吉  南  行祐  小野恵美子  吉田 文子
 伊藤 英子  谷口 久子  伊藤 恭子  寺尾 重子  伊藤 孝子  齊藤 トキ
 佐々木ヨシヱ 佐藤 澄子  伊藤八重子  生出 文子  鈴木江美子  高橋アサ子
 星野 幸子  富田サツキ  池上 良子
第五一回 昭二七・三・二〇
 北喜 伸博  北村 碩啓  佐藤 耕一  南川 知広  岡田 一見  落合 誼一
 富田 貞夫  田村 嘉英  寺田 和正  相良 由二  竹内 一雄  岡田 和男
 高士 辰雄  後藤ふじ子  成田 京子  佐々木幸英  菅原 螢子  北越万智子
 田中 勝子  芳賀ミキ子  吉谷 好子  若葉 哲子  吉田くに子  山田レイ子
 高橋千鶴子  長沼美枝子  坂口 節子  山崎 乙倭
第五二回 昭二八・三・二〇
 正木 博美  木村 伊藏  伊藤 孝司  沼沢 義広  長沼 耕市  伊藤 博司
 菊地 愛彦  守田 強志  林  輝明  星野 正一  大和田春雄  廣川 忠雄
 星野 敏雄  千葉 信男  齊藤 光春  土田 忠吉  吉沢登紀雄  伊藤 元夫
 高士 順治  西村 包子  四釜テイ子  前田富壬子  地上 弘子  菅原 世子
 佐々木文子  田中 紀子  山田フミヘ  立松 美和
第五三回 昭二九・三・二〇
 田村 壽章  森  信作  竹内 勇雄  早坂 邦夫  山崎 由夫  大森 正弘
 遠藤  豪  中川 辰市  生出 浩一  清野  彬  栗澤 誠一  猪飼 輝子
 生出喜久子  千葉 りつ  立野 好子  高橋 勝子  吉谷 末子  鈴木 高子
 伊藤 文子  若葉 邦子  鈴木セイ子  岡田 メリ  宮田 和子  服部 静子
 西村 正子  篠原 久枝  芳賀 良子  吉田 栄子  川喜田房子  守田 幸子
第五四回 昭三〇・三・二〇
 田村 三男  舘人 敏和  林  信明  田中 勝英  岡田 義信  高橋 信之
 廣川 健治  長沼  聰  佐藤 秋雄  北村 吉識  佐藤世志夫  佐々木一男
 高橋 健一  坂口 輝一  一色  勝  吉沢 正勝  伊藤 征子  山田 央子
 前田 容子  齊藤キン子  伊藤 順子  猪飼 正子  正木 妙子  金谷 悦子
 四釜ヒロ子  竹内 厚子  星野とよ子  伊藤アサ子  池上 送子  相良 ツヤ
 佐藤美紀子
第五五回 昭三一・三・二〇
 廣森  清  山田 耕三  嘉藤 忠雄  田村 洋一  落合 平治  川喜田 寛
 若葉 金三  遠藤  領  小原  勇  富田文次郎  吉谷 勝男  水谷 正之
 木村 茂善  守田  勇  立松 英征  武内  勉  宮田 正之  田村 博司
 服部 正光  長沼 義造  池田 義貢  山崎よしの  鹿俣 咲子  高士 洋子
 中村キミ子  上村 浪子  早田ケイ子  森  美徳  林  侶子  中川とし子
 生出 泰子  千葉 恵子  高田 春見  吉田ムツ子  齊藤 えみ
第五六回 昭三二・三・二〇
 成田  昇  大森 忠和  岡田 英聖  生出 康男  山崎 悌司  佐々木秋男
 土田 光行  竹内 澄雄  高士 勝宏  星野 光利  伊藤 敬治  篠原 幸子
 中村 愛子  立野 朝子  長沼 栄子  沼沢 和子  広川江美子  笹木佐智子
 見附すみ子  谷 サヨ子  佐藤 悦子  山田 敬子  宮下ひろみ  芳賀  幸
 太田 治子  戸井 泰子  高士トシ子  林 二三子  相良 祐子  西塚 久子
 立野ユミ子
第五七回 昭三三・三・二〇
 船引 康行  伊藤 厚良  高田 裕一  小原  進  吉谷 勝利  上村 有一
 斎藤  寛  伊藤 末雄  早田  清  田村 英男  坂口 豊子  水谷佐智子
 立野美恵子  安達 泰子  若葉 和子  前田栄美子  伊藤 悦子  包子 道子
 生出 詔子  星野ユキ子  中川富喜子  南 りつ子
第五八回 昭三四・三・二〇
 宮田 幸雄  木村 峯夫  見附 次男  富田 啓敬  立松 和雄  谷  庫三
 森 作次郎  荒川 鉄男  谷野 広光  沼沢 義一  西村 清一  岡田 文夫
 笹木 柾美  岡田 照夫  包子 幸雄  相良 長志  立野 敏見  宮下みち子
 服部 松代  田村 澄子  長沼 光子  星野 泰子  一色 周子  鹿俣 民子
 舘入 信子  加藤 桂子  高士 定子  大森 公子  佐藤 良子
第五九回 昭三五・三・一九
 伊藤 陽一  宮下 幸雄  上村  勉  林  繁美  桜木  稔  土田 幸雄
 芳賀 三義  船引 利一  北村 範恒  坂口 春治  落合由宣子  菊地 藤枝
 生出 豊子  川喜田憲子  鈴木 正子  池田 直美  山田 英子  広川 小芳
 中村ひろ子  遠藤タツ子  小原 洋子  広川ヨシヱ  伊藤とし子  吉谷 和子
 安達 和子  宮田 静子  南 紀久子  星野 雅子  菅原由美子
第六〇回 昭三六・三・二四
 谷  清春  船引登美雄  水谷 利昭  中村 光男  木村  厚  菅原 丈雄
 中川 隆士  菊地 愛隆  立松 昭雄  田村 信夫  池田 義正  佐々木竹男
 阿部 俊孝  吉沢  博  遠藤  彰  落合 賢一  加藤 幸正  高田 哲碓
 宮下 利和  広川 勝一  中川 昇司  伊藤  裕  篠原 静江  平吹 洋子
 若葉ひろ子  舘入 妙子  松崎 麗子  伊藤 容子  早田 昭子  前田 典子
 荒川ひとみ  長沼あや子  但木 茂子  嘉藤富美技  谷野きよみ  星野いと子
 村上喜美子  沼沢千恵子  桜木るり子  岡田 良子  吉田 一江
第六一回 昭三七・三・二二
 佐藤 哲雄  高橋 光広  笹木 定志  干葉 敏雄  佐藤  治  佐藤 光明
 川喜田 誠  中村 信夫  伊藤 広一  伊藤 久夫  村上 和男  武内 良行
 広川  実  太田  治  上村 勝三  土田 正雄  相良 正行  立野 良治
 中村 吉成  長沼 久雄  菅原 道俊  高橋 道代  伊藤あい子  稲葉 順子
 西塚 由江  包子 克子  平吹 和子  船引由紀子  大森ひで子  中川 文子
 山田 悦子  高橋キヨ子  船引 正子  菊地のり子  松崎 盾子  宮田やす子
 長沼 絹子  宮下 静江
第六二回 昭三八・三・二〇
 吉田 清孝  安達 芳正  斉藤 七郎  伊藤 良一  船引 義昭  菊地 勲欧
 上村 政春  平吹 俊一  前田 耕司  芳賀  誠  水谷  修  見附 久子
 中村 文子  遠藤 啓子  立松 千依  伊藤富美子  池田千恵子  木村美技子
 岡田登美子
第六三回 昭三九・三・二〇
 千葉 唯義  川喜田 満  船引 武通  船引 清吉  吉田 章臣  宮田 勝之
 四釜 芳之  相良 行夫  谷野 清秀  但木 信幸  落合みち子  林 ひろ子
 中川 久枝  佐々木里枝子 太田 和子  西塚 弘子  佐藤 綾子  佐藤 好子
 長沼 昌子  中村いく子  金谷 康代  立野 えみ  土田 吉恵  安達 佳子
 武内 紀子  荻子 久恵
第六四回 昭四〇・三・二〇
 池田 昇司  伊藤 幸一  高橋  司  上村 友之  斉藤 末雄  沼沢 幸広
 伊藤 久夫  船引 富秋  吉沢 久司  佐々木孝夫  佐々木 登  中川  博
 山田 修己  遠藤 和夫  舘入 好弘  上村真智子  坂口 紀子  伊藤 容子
 広川 朝子  立松 久枝  水谷千恵子  包子 順子  結城 節子  木村 竹子
 船引 礼子  長沼美智子
第六五回昭四一・三・二二
 落合 隆明  佐々木信治  菅原 寿雄  太田 善夫  池田  茂  広川  豊
 船引 政信  上村 幸司  土田 和雄  相良 只夫  武内  隆  加藤 悦子
 稲  昌子  稲葉 玲子  見附 末子  広川知江子  四釜 久子  岡田 直子
 四釜恵美子  村上 直子  森  久枝  阿部 弘子  池田 豊子
第六六回 昭四二・三・二〇
 広川 利一  一色 和男  寺尾  勲  立松 大和  但木 伸次  宮下  実
 宮田  修  正木 大智  金谷  明  長沼 良信  北村 和之  荻子 富雄
 平吹 恭子  小関富美子  西塚由美子  服部美恵子  武内久美子  伊藤美江子
 山崎 弘子  伊藤 妙子  山田 ひさ  落合とし子  内田 恵子  北村 和子
 佐々木久恵  落合 幸子  千葉 典子  太田 久恵
創成小学校職員名簿
氏名 職名 本校就任年月日 転任・退職年月日 備考
島  義空 代用教員 明治三三・ 四・ 二 明治三三・ 七・二〇 退職
佐々木善次郎 同 三三・ 七・二六 同 三三・ 九・三〇
三輪 信蔵 同 三三・ 九・三〇 同 三四・ 八・ 一
濱田  實 同 三四・ 九・ 一 同 三四・一二・三〇
吉田吉之輔 同 三五・ 一・ 一 同 三五・ 九・ 六
久世 弟二 同 三五・一〇・ 八 同 四八・ 五・ 一
杉山 常雄 同 四〇・ 六・ 一 同 四〇・ 七・ 一 転任
清水(金子)浩 同 四〇・ 七・ 一 同 四一・ 六・ 一 退職
金子 ハル 同 四一・ 四・ 一 同 四一・ 六・ 一 退職
北  常蔵 訓導兼初代校長 同 四一・ 七・ 七 大正 八・ 四・三〇 転任
北  カネ 代用教員 同 四一・ 八・二六 同  八・ 五・一三 退職
金子  浩 同 四四・ 四・二〇 同  二・一二・二六
柴谷富三郎 訓導 大正 二・一二・三一 同  四・ 一・一九 転任
小元 勘治 代用教員 同  四・ 三・一九 同  六・一一・一九
園木喜四郎 訓導 同  六・一一・一二 同  八・ 九・ 四 校長昇任
平山  昂 准教員 同  六・一〇・二三 同  七・ 三・三一 退職
渡辺幸三郎 同  七・ 五・三一 同  九・ 六・三〇 休職
園木喜四郎 訓導兼2代校長 同  八・ 四・三〇 同 一〇・一〇・三一 転任
進  沓梵 訓導 同  八・ 九・ 四 同  九・ 八・三一 退職
山本市次郎 代用教員 同  九・ 一・一四 同 一〇・ 五・一八
笹田 トサ 同  九・ 二・二六 同 一〇・一〇・三一
星野 スガ 同  九・ 六・二一 同 一〇・ 八・三一
谷  幸政 訓導兼校長 同 一〇・一〇・三一 同 一一・一一・ 九 転任
梅澤 義徳 准教員 同 一〇・一二・ 六 同 一〇・一二・ 六
米村 幸男 代用教員 同 一〇・ 九・一二 同 一二・ 三・ 八 退職
粟野 義見 准教員 同 一〇・ 五・二五 同 一〇・ 九・三〇
筒井 一枝 訓導兼校長 同 一一・一一・ 九 同 一五・ 四・一五 転任
稲村 一郎 准教員 同 一二・ 二・二三 同 一三・ 三・三一 退職
根岸 幹三 同 一三・ 四・ 一 同 一四・ 四・一五 転任
宮川 清治 訓導 同 一三・ 四・二三 同 一四・ 四・三〇 退職
樋渡 ソデ 代用教員 同 一三・ 五・三一 同 一四・ 四・三〇
渡口 恵舜 訓導 同 一四・ 四・一八 昭和 四・ 四・一八 転任
榎本 一恵 訓導兼校長 同 一五・ 四・一五 同  九・一〇・ 九
榎本 ムメ 代用教員 同 一五・ 四・一五 同  九・一〇・ 九 退職
椿原 源吉 訓導 昭和 四・ 四・一〇 同 一二・ 四・三一 転任
伊藤 三郎 同  六・ 三・三一 同  七・ 三・三一 転任
向中野清一 同  七・ 三・三一 同 一一・ 三・三一
小西 力郎 訓導兼校長 同  九・一〇・ 九 同 一七・ 四・一五
小西 幸江 代用教員 同  九・一〇・三一 同 一七・ 四・三一 退職
及川 幸男 訓導 同 一一・ 三・三一 同 一七・ 四・三〇 転任
竹内 四郎 代用教員 同 一二・ 五・二九 同 一三・ 四・一五
阿部平次郎 同 一三・ 四・一五 同 一六・一〇・一五 転任
本田かをる 助教 同 一六・一一・一五 同 一八・ 八・三一
都竹 一衛 校長 同 一七・ 四・一五 同 二一・一一・二五
末廣 宗一 訓導 同 一七・ 四・三〇 同 一八・ 五・ 六
都竹 タツ 助教 同 一七・ 四・三〇 同 二一・一一・二五 退職
佐藤 正男 訓導 同 一八・ 五・ 六 同 二三・ 五・三一 転任
田中  春 准教員 同 一八・ 八・三一 同 二〇・ 三・三一 退職
黒川ヨシエ 同 一九・一〇・一五 同 二〇・ 九・三〇
鹿原三代子 訓導 同 二一・ 三・三一 同 二一・一〇・一〇
三浦 甚市 助教 同 二二・ 一・一五 同 二五・ 四・二九 死亡
齋藤 眞道 校長 同 二二・ 二・二八 同 二七・ 四・一六 転任
齋藤 コト 助教 同 二二・ 八・一五 同 二七・ 四・一六 退職
太田 一義 同 二三・ 五・三〇 同 三三・ 四・ 一 転任
能登谷きく 同 二三・ 六・三〇 同 二六・一〇・三一 退職
四釜秀二郎 同 二四・一二・三一 同 二六・ 三・三一
椿原 源吾 教諭 同 二六・一二・ 一 同 四〇・ 三・三一
竹谷 常子 助教諭 同 二六・ 四・一六 同 三二・ 九・三〇
桑田 輝一 同 二六・ 四・ 一 同 二六・ 八・三一
早坂 正一 校長 同 二七・ 五・ 四 同 三一・ 四・三 転任
鈴木美智子 助教諭 同 二七・ 五・一六 同 二八・ 六・三〇 退職
今野  猛 同 二八・ 七・ 一 同 二九・ 五・ 一 転任
杉山 順子 同 二八・ 八・ 一 同 三一・ 三・三一 退職
田中 之子 同 二九・一二・一六 同 三一・ 三・三一
戸井喜一郎 校長 同 三一・ 五・ 一 同 三五・ 三・三一 転任
橋本 清一 教諭 同 三一・ 四・ 一 同 三四・ 五・ 一
林  茂孝 同 三一・ 四・ 一 同 三四・ 五・ 一
上村 一栄 同 三二・一〇・一六 同 三三・一〇・一五 退職
松崎 輝登 同 三三・ 四・ 一    
菊地 輝芳 助教諭 同 三三・一一・ 一 同 四一・ 四・ 一 転任
近江  敬 教諭 同 三四・ 五・ 一 同 四一・ 五・ 一 転任
細川 泰秀 助教諭 同 三四・ 五・ 一 同 三五・ 五・ 一
菅原美智雄 校長 同 三五・ 四・ 一 同 三九・ 四・ 一
国沢ミツヱ 教諭 同 三六・ 四・ 一    
添田  磨 助教論 同 三七・ 四・ 一    
矢島 治男 教諭 同 三八・ 四・ 一    
増谷 謙也 同 三八・ 四・ 一    
佐藤  勝 同 三八・ 四・ 一    
宮崎  勇 校長 同 三九・ 四・ 一 同 四一・ 三・三一 退職
二宮 初雄 同 四一・ 四・ 一    
藤井 秀夫 教諭 同 四一・ 四・ 一    
山川 天彦 同 四一・ 四・ 一    
資料取材編集付記
 探る会の編集会議で、「草分けの郷土に触れているものが少ない」と話題になった。
 後日、草分に住む学生時代からの友人川喜田誠さんを訪ねた折、上富良野草分出身の鹿俣政三氏の冊子があると言うので拝見した。
 冊子には鹿俣氏が過ごした創成小学校時代の出来事を中心に話が纏められ、平成一一年頃のクラス会で氏が資料として配付した事も判り、探る会で協議し、取り上げる事になった。
 早速、平成二四年十月六日、編集取材打ち合わせで旭川の自宅を訪ね鹿俣政三さんにお会いした。突然の訪問にも快く応対して頂き、話し込むうちに遠戚筋に当たる事も判り不思議な縁を感じる取材と成った。
 絵と文はどなたにも理解出来る内容に成っている。長編の為鹿俣氏の了解を得て創成小学校に焦点を当て編集した。氏が刊行した「泥流地の子ら」にも一部掲載され、草分地区の雰囲気も伺えるので一読され参考にして戴きたい。
 鹿俣氏は、昭和二四年三月、第四八回創成小学校を卒業している。
 学校は翌月、開校五十周年記念式典を開催し、二宮尊徳像の建立の他、謄写版(ガリ版)による記念誌を発刊している。その文書には地域住民の戸主名も掲載されている。分かり易い様に図に置き換えた。(次頁参照)
 昭和三〇年代後半まで鹿俣氏が見て感じたこの様な風景が上富良野全体にも見られ、ゆったりとした時間空間がこの時期まで続いていた様に思える。文明社会と言われる現代において、農作業が機械化されて便利になったが、失った物も多いと改めて感ずる。
 鹿俣氏の文中にて「いつしか姿を消していた」しだれ柳は、その後草分地区の落合勇氏がその柳を自宅で挿し木して大きく育て、草分け神社前に植えたとある(郷土をさぐる二二号わが町の二宮金次郎像鈴木努著)。
 創成小学校跡地(現在草分防災センター)に佇立していた柳はもう無いが神社前のしだれ柳は当時の面影を忍ぶ手助けと成るので大切に育ててもらいたい。
 一方、町のシンボルとしてきた「いしずえの松」は、平成二四年八月頃伐採され保存が不可能となった。残念。
 鹿俣氏にもう一度会って取材したいと思う矢先の一一月一五日、突然病が悪化し他界された。故人の冥福を祈ると共に、氏が残されたこの取材を契機に、町の廃校となった学校を順次掲載する事にもなった。       (編集委員 田中正人記)
参考資料
かみふ物語
十勝岳爆發災害志  十勝岳爆發罹災救濟會
創成小学枚卒業生名簿
泥流地の子ら  柏艪舎 鹿俣政三
上富良野町史  上富良野町
創成小学枚開校五十周年記念誌
上富良野町百年史  上富良野町
郷土をさぐる二二号
わが町の二宮金次郎像  鈴木努著 郷土をさぐる会

取材協力
荒澤  篤  池田 義貢  内田 光行  北越  勲
木村 伊蔵  佐々木秋男  林  繁美  長沼 正親
宮下 一夫  川喜田 誠  富田 弘司  遠藤 龍一
山田 春男  山田 和恵  船引 武通  金谷 幸雄
篠原  正    他


機関誌      郷土をさぐる(第30号)
2013年3月31日印刷      2013年4月1日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 成田政一