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1章 上富良野町の自然と環境 第1節 上富良野の自然地理 3-3p

1 上富良野の位置

 

面積と四囲

上富良野は北緯43度28分、東経142度29分に位置する。

標高は、町役場付近で210b、最高位が十勝岳山頂の2077b、最低位はデポツナイ川沿いの中富良野町との境界付近で181bである。富良野市内にある北海道の中心標、いわゆる「北海道のへそ」からは、真北より30度東の方向に14`b離れている。町の差し渡しは、東西に24.6`b、南北に19`bあり、総面積は田畑、山林、宅地、雑種地、原野、その他を合わせて237.18平方`bとなっている。

上富良野は富良野盆地の北端に位置し、東は国立公園大雪山系の十勝岳連峰(十勝との分水嶺)、西は幌内山地の南端と夕張山地(空知との分水嶺)の切れ目近くの山岳に挟まれている。南は富良野盆地の平坦部、北は上川盆地との分水嶺で接する。

 

地球儀上の上富良野

地球儀の上で、上富良野と同緯度付近の世界の都市を探してみると、例えばロシアのウラジオストック、イタリアのフィレンツェ、モナコ、アメリカ合衆国のトロント、ミルウォーキー等に行き当たる。また、上富良野のちょうど地球の裏側に当たる場所は、南緯43度28分、西経37度31分のところであり、アルゼンチンの沖約3500`bの大西洋上である。

上富良野のおおよその日の出から日の入りまでの時間を春夏秋冬別に見ていくと、春分の頃が5時頃(日の出)〜18時20分頃(日の入)、夏至の頃が3時20分頃〜19時40分頃、秋分の頃が4時50分頃〜18時頃、冬至の頃が6時20分頃〜16時半頃となっている。