郷土をさぐる会トップページ     第05号目次

読者感想

上川郡下川町 下川文化財調査員 林 金雄

御寄贈いたゞきました愛郷の心のこもった誌『(郷土をさぐる)』を大変うれしく読ませていたゞきました。
郷土を愛する心は人間本来の人を愛し自然を愛する心に通ずるものと私は信じています。人類を尊ぶ、美しい、そして清らかな世界へと進むものとも信じています。又父母を尊び祖先に感謝する気持ちにも結びつくものと思います。
どうか今後共同好の方々と力を合わせて郷土の発展の為力を注いで下さい。郷土愛は深く鋭く郷土をみつめることから生れるものとも思われますので一層の心眼をもって上富の町をみつめて下さい。
◇ ふるさとを 語れば楽し 父母の
     拓きし土の香 今よみがえる
◇ 先人の 心を今に 吾れもまた
     育くみゆかん 愛しふるさと


野付郡別海町酪農経営 志渡 武士

五十年振りにてクラス会に出席、懐しき皆様と共に昔話に花を咲かせ楽しい一日でした。
あの節伺いました機関誌「郷土をさぐる」早速お送り下され、懐かしく一晩で読み終りました。生れ故郷の開拓当時の事が手にとる様に記述され先人のご苦労を偲んでおります。
私も道東の地別海町で酪農を経営してから四十余年になり、今では経営も息子等に委せ、余生を送っています。郷土誌は家宝として大切に保存しています。子供達にも上富良野の開拓当時からのことを私なりに説明しています。
会長さんの金子全一様始め会員の皆様の益々のご健勝をお祈りして止みません。
編集註 志渡さんは昭和八年上富良野小学校卒業、現在の栄町に住んでおられました。


機関誌 郷土をさぐる(第5号)
1986年3月25日印刷 1986年4日 1日発行
編集・発行者上富良野町郷土をさぐる会 会長 金子全一