以下の写真は、平成24年の土づくり作業と植栽作業の様子です。

 豪雨の際の流水によって浸食されたり、表土が流失した部分を成形しました。
 また、土壌診断の結果を受けて、不足養分を補い土づくりをするため有機肥料を投入し、ラベンダー育成圃場としての基本的な環境整備を行いました。
 植替え更新は、平成24年秋区画、平成25年春区画、平成25年秋区画に分けて行っています。 

≪平成24年秋区画と平成25年春区画≫
 平成24年秋には、平成24年秋区画の土地改良と植栽(育苗を兼ねた密植)のほか、平成25年春区画の土地改良を行いました。

平成24年秋

 平成24年秋区画と平成25年春区画の土地改良のため、大量の完熟堆肥を次々と搬入しています。
 ラベンダー畑周囲に、10トン車に10台の山積みになった堆肥。
 堆肥は、搬入しながら畑に散布します。
 散布は、花が終わったラベンダーの苗をそのままに、続けられました。
 堆肥散布の終わった後には、ブラウにより深耕しして、表土を失った農地を反転撹拌、古いラベンダーの株もそのまま排水改良材を兼ねて鋤き込んでいます。
 ブラウにより堆肥の反転撹拌が終わったラベンダー園。
 おおざっぱな堆肥の混合が終わりました。
 続くブラウによる作業では、下層の粘土層が反転して表面に出ているため、ロータリーをかけて粉砕し混合を均質化します。
 平成24年秋区画では、2年生の幼株を畝間100p、苗間隔を50pで密植しています。
 平成24年秋区画植栽ラベンダーは、平成25年秋植栽区画に1株置きに間引いて移植し、最終的には、100pの株間になります。
 平成24年11月中旬、平成25年春区画の土地改良の状況。
 ブラウによる堆肥の反転混合を行い、平成24年の秋作業は終わりです。

 この後間もない11月21日に初雪が降り、これが融けることなく根雪になってしまいました。