現在上富良野町には、13,423ha(国有林、自衛隊演習場を含む)の森林があります。 平成13年度に改正された森林・林業基本法にともない、森林は資源生産の場から多面的機能を持続的に発揮する場として位置付けられることになりました。多面的機能とは、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、地球温暖化の防止、林産物の供給等の森林の有する多面にわたる機能のことをいいます。 当係では、森林の多面的機能が持続的に発揮できるよう、適切な保育、育成を推進しています。 また、森林と関係が深い自然動物の保護及び、農作物に被害を与えるヒグマ、エゾシカ、カラス、キツネ等の有害鳥獣駆除を行っています。
町には197haの町有林があり、資源構成は天然林20ha、人工林177haとなっている。 その町有林を適切に保育、育成するため造林、下刈、除・間伐、枝打ち、野ねずみ駆除等を行っています。
町には5,395haの私有林があり、資源構成は天然林1,171ha、人工林3,986ha、無立木地238haとなっている。 私有林の保全と育成を図るため、無立木地には造林、人工林には適切な時期の除・間伐、天然林については天然林改良等を推進し、町も補助等を行っています。
森林を適切に育成するため、30ha以上の森林を団地化し施業を行なう団地共同森林施業計画や、所有者の全ての森林の計画を作成する属人森林施業計画の新規作成、変更の認定を行なっています。
農作物の食害、家畜、人的被害を防ぐため、猟友会富良野支部上富良野部会と連携し、ヒグマ、エゾシカ、カラス、キツネ等、畑に侵入し作物を荒らしているものや、人家近くに出没したヒグマ等を警戒、駆除しています。
養魚や川魚等、内水面に関する事務を行なっています。 |