会 議 等 結 果 報 告 書

名 称

第1回 行財政改革推進町民会議

日 時

平成16年7月16日(金)  18時00分〜19時53分

場 所

役場3階第2会議室

出席者

町側:尾岸町長、植田助役、樋口収入役

   行革推進事務局:米田局長、石田主査、谷口主査

委員の出席者は別紙名簿のとおり(25人中18人出席)

内 容

○開会

○町長あいさつ

議題

1 正副議長の選任について

2 上富良野町行財政改革推進町民会議設置要綱について(資料1)

3 新行財政改革基本方針について(資料2)

4 行財政改革実施計画(素案)について(資料3)

5 町民会議のあり方について(資料4)

6 その他

 

会議要旨

○尾岸町長から各委員に委嘱状を交付する。

1 正副議長の選任について

 →議長:堀内委員、副議長:北村委員に決定。

 →北村副議長からあいさつ

2 上富良野町行財政改革推進町民会議設置要綱について(資料1)

 →変更なしで確認。

3 新行財政改革基本方針について(資料2)

 →全体で確認。

4 行財政改革実施計画(素案)について(資料3)

 →当日配布資料につき概要のみ確認し、次回以降で議論を行なう。

5 町民会議のあり方について(資料4)

 →当面のスケジュールを確認。次回会議を来週に予定(日程は議長と調整)する。

6 その他

 →特に無し

○閉会

 

主な発言要旨

○町長あいさつ

・本日の第1回町民会議における皆様のご参集にまずお礼申し上げる。町政執行として、厳しい行財政環境の中、町総合計画10ヵ年計画の実現に向け努力してきている。平成12年に地方分権一括法が施行され、地方の時代といわれ大きな期待を寄せてきたが、機関委任事務から自治事務に替わるも国からの財源委譲は少ない。現在、三位一体改革が推進され、4兆円の削減と税源移譲が計画されており、今年度は2兆円の削減に対して税源移譲が無く、町も苦しい財政状況にある。これまでも行政改革を実施し、6カ年間で7億1千万円を削減してきており町広報でもお知らせしている。バブル期で肥大した財政状況を、歳入に見合った歳出構造に転換していかなければならない。現在80億規模の予算にあるが、平成20までの財政見通しで24億円の財源不足が見込まれ、基金20億円をもってしても厳しい状況にある。従来の改革から一歩踏み込んだ改革が必要と考えている。歳出入の構造見直しにより、平成20年度以降も成り立つ町財政状況にしていかなければならない。そこで今春策定した新行財政改革基本方針を基に、具体的な実施計画を町民の意見をいただきながら作り上げていきたい。当面、合併の協議機関が無いことから自立の道を進んでいくこととなり、町民皆さんの意見を受けながら進めていきたい。町民会議委員の意見を受けて改革を実行していき、将来のまちづくりに向けて、将来を担う世代に負担とならないよう進めていきたい。

 

議事

・尾岸町長〜本日の会議の進行について、第1回目であり招集した私の方で進行させていただく。議題1の正副議長選任の前に、その基本となる町民会議設置要綱の確認を求める。

 

2 上富良野町行財政改革推進町民会議設置要綱について(資料1)

・尾岸町長〜要綱に対する意見を求める。

・委員〜町民会議委員の構成について、名簿で確認できないため、公募と推薦の区分を報告願う。

・事務局〜名簿bP〜12は公募、13〜25は推薦による。

・尾岸町長〜この他の意見を求めるが発言無く、変更なしで要綱とすることの確認を諮り、全体で了承したことを確認する。

 

1 正副議長の選任について

・尾岸町長〜正副議長の選任方法について意見を求める。

・委員〜会の中で、推薦で諮ってはどうか。

・尾岸町長〜推薦の意見について委員に諮ったところ、意義なしの声があり、推薦とすることを全体で了承したを確認する。

・尾岸町長〜議長の推薦を求める。

・委員〜これまでの経過から堀内委員が適任であり推薦を行う。

・尾岸町長〜堀内委員推薦の意見を会に諮ったところ、賛成の声が多数あり、議長には堀内委員とすることを会に諮り、全体で承認したことを確認する。

・尾岸町長〜副議長について人数を何人とするかを諮る。

・会場内から1人の声あり。

・尾岸町長〜1人との意見を会に諮ったところ、特に意見無く、全体で承認したことを確認する。次に推薦意見を求める。

・委員〜地域的な配慮として、郡部地区の北村委員を推薦する。

・委員〜男女の配慮として、副議長には女性からとして、松浦委員を推薦する。

・委員〜地域性から北村委員が良いと思う。

・尾岸町長〜北村委員の推薦意見について会に諮ったところ、拍手多数あり、全体の確認とする。

○議長あいさつ

・北村副議長〜委員皆さんと勉強を通じ協力して進めていきたい。

 

3 新行財政改革基本方針について(資料2)

・尾岸町長〜質疑を求める。

・委員〜改革では支出の抑制が求められるが、同時に歳入確保も必要であり、痛み分けが必要。歳入の町税の収納状況はどうか。歳出同様に対等に行なっていくことが必要であり、それを実行していくことが求められる。

・事務局〜実施計画の中で対応を図っていきたい。

・委員〜前計画でもあげられ実行不足と思われる。

・尾岸町長〜歳入歳出の両面で改革を実行していきたい。

・委員〜まちづくりトークで出された意見が素案にどう反映されたのか。委員25人だけでなく、広く町民の声が反映された形が望ましいと思う。

・尾岸町長〜まちづくりトークで受けた意見も参考に素案をまとめた。基本方針は改革の方向性を示しており、実施計画について委員の声を受けて策定し議会にも説明していきたい。皆さんの意見が今後の予算に反映できるようお願いしたい。

・委員〜トークの意見も参考に出来れば良いと思う。

・事務局〜まちづくりトークの会議録はあり、次回会議に写しを用意する。

・尾岸町長〜基本方針について他意見を求めたところ、特に発言無く、全体で確認する。

 

4 行財政改革実施計画(素案)について(資料3)

・尾岸町長〜素案に対する意見を求める。

・委員〜町債と公債費の状況が資料から伺うことが出来るが、町の借金も相当あると聞いており、計画的な償還は可能なのか。

・尾岸町長〜資料数値は計画上のものであり、今後の三位一体改革によって変動も考えられる。公債費は実施計画に基づき推計している。関連資料は示していきたい。

・委員〜起債残高について、一般会計と他会計の状況はどうなっているのか。

・植田助役〜町の会計には、一般会計と特別会計(国保・下水道・介護保険・老人保健・簡易水道ラベンダーハイツと公営企業会計(病院・水道)の9の会計がある。起債は他会計にもあり、全体で約150億円の残高がある。

・尾岸町長〜どの会計も独立採算が基本である。これまでも親会計である一般会計が一部負担をしてきている。議長を中心として、この素案に意見を寄せていただき、目標額が達成できるよう実施計画の提案をしていただきたい。

・委員〜目標の削減率はどのように達成していくか。

・植田助役〜個別の実施計画の積み重ねによる。数値は改革の目標値として示しており、改革の方向を議論いただく数値目標としていただきたい。24億円は行政内部のみでなく住民サービスも考えていく必要があり、この点について委員の声を反映してほしい。町財政は国の影響が大きく、町民の協力が不可欠であり、町民会議の意見を踏まえていきたい。補助金負担金についても中身について議論していただきたい。

・委員〜町民の声を25人が受けて意見として反映していくことが基本。これには委員の努力も必要であり、町民の協力が必要である。

・植田助役〜町民には素案を案とした段階で声を聞いていきたい。

・委員〜長い間改革を行なってきており、これまで以上の改革が必要であるが、住民負担や行政内部の改革は相当必要となるが、本当に可能な改革と考えているのか。

・尾岸町長〜これまで内部改革を先行し7億1千万円を削減してきた。住民負担についてもこれまで以上にお願いしていくこと必要と考えている。人件費についても、給与人員とも減じてきており15%に向けて努力していく。数値目標は目標値であり、三位一体改革の行方によっては変動ある。どの町も大変な状況にあり、我が町はこの改革で自立の道に対応していきたい。町民会議の意見を聞いて9月末までに実施計画を策定していきたい。委員皆さんの議論をお願いしたい。

・委員〜従来のやり方ではダメ、西保育所委託などのようにスリム化を進めることが必要。

・委員〜職員給与や税の滞納状況などの資料を開示してほしい。

・尾岸町長〜個人情報以外は全て資料を提出していきたい。

・委員〜民間企業の給与資料も含めて検討が必要である。

・尾岸町長〜国公準拠で進めている。国家公務員については見直しが予定されている。町内であれば企業数少なく規模も小さいと考える。

・委員〜旭川や富良野も含めてはどうか。

・植田助役〜民間資料は持ちえていない。調査を行なうにも企業の協力が必要である。

・委員〜人件費も必要であるが、無駄の点検として補助金等の見直しが重要と思う。

・尾岸町長〜いろいろな意見について今後の会議で議論深めていただきたい。

 

5 町民会議のあり方について(資料4)

・尾岸町長〜質疑を求める。

・委員〜パブコメとは何の意味か。

・事務局〜資料2に用語解説をつけており確認いただきたい。

・尾岸町長〜その他質疑を求める。

(特に意見無し)

・尾岸町長〜2回目以降は議長を中心として議論をしてほしい。2回目以降は特別職は参加せず自由に議論していだき、事務局に対応を任せていきたい。特別職の参加について必要があれば要請をしていただきたい。

6 その他

(特に無し)

 

○閉会

・尾岸町長〜以上で閉会としたい。本日の会議開催にお礼申し上げる。11月の予算編成に会議の意見が組み入れていけるよう実施計画の策定をお願いしたい。

・閉会時刻〜19時53分

 

別紙  「第1回 上富良野町行財政改革推進町民会議 委員出席状況」

委員氏名

出席

委員氏名

出席

委員氏名

出席

岡 本 康 裕

 

北 村 碩 啓

野 尻 巳知雄

 

堀 内 慎一郎

 

長 田 公 一

佐々木 幸 子

森   武 雄

野 崎 孝 雄

安 川 美音子

松 浦 正 子

 

向 山 安 三

伊 藤 元 子

斎 藤 利 二

渡 部 純 也

赤 川 克 子

 

服 部 久 雄

大 道 俊 夫

 

 

小野寺 敏 昭

菊 池 愼 一

 

 

福 塚 賢 一

 

松 本 鉄 夫

 

 

 

西 條 正 男

三 島 功 士

 

 

瀬 川 英 樹

川 上 幸 夫