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=上富良野町郷土をさぐる会誌=
『第三十三号』の発刊について

上富良野町郷土をさぐる会 会長 中 村 有 秀

  上富良野町郷土をさぐる会を設立し、昭和五十六(一九八一)年に『郷土をさぐる誌』第一号を発刊し、今日まで号を重ねてきました。この度、第三十三号を発刊し、皆様にお届することになり、本会役員、編集委員一同"ホット"しているところです。
 本年は、大正十五(一九二六)年五月二十四日の十勝岳大噴火による大規模泥流の発生から九十周年を迎えます。尊い百四十四名の人命が奪われるとともに、先人の皆様が開拓に汗した田、畑、山林と家族同様であった馬等家畜に、大きな被害をもたらしました。
 あれから九十周年、災害復興と現在に見る郷土の発展には想像を絶する艱難辛苦がありました。
 町や各種団体において、十勝岳大爆発九十周年として各種事業が計画されていますが、『上富良野町郷土をさぐる会』としても、この期に『十勝岳〜大正十五年噴火から現在に至る記録と検証を引き継ぐために』(仮称)とし、本年十二月を目途に特集号の発刊準備を進めております。
 また、明年の平成二十九(二〇一七)年は、上富良野町開基百二十年、そして上富良野町開拓の先駆けを送り出した三重県津市との『友好都市提携』は、調印締結の平成九(一九九七)年七月三十日から二十周年を迎えます。
 私達は、それぞれの歴史の背景と足跡に思いを巡らしながら、今後の上富良野町発展に資する立場で支援と協力をして参ります。
 今後とも上富良野町及び教育委員会のご指導ご支援と共に、会員及び賛助会員の皆様の変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。
 歴史は、連綿と途切れることなく続いていきます。
 上富良野町の様々の分野での発掘・検証・記録等を綴る後世への伝承の一冊として、第三十三号をお届けします。


機関誌      郷土をさぐる(第33号)
2016年3月31日印刷      2016年4月1日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 中村有秀