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銀 行

欧州大戦による豆景気の全盛時代である大正六年に、絲屋銀行上富良野出張所が現中町二丁目付近に開設されたのが上富良野における銀行の始まりである。その後の経済界不況を乗り切れず、十勝岳大爆発の日の大正十五年五月二十四日に整理休業となった。
十勝岳爆発罹災者の中にも預金者があった為混乱し、その年六月七日、旭川商業会議所にて絲屋銀行預金者代表全道連合会がつくられた。
同年、絲屋銀行は拓殖銀行に吸収され、大正十五年十二月二十三日、拓殖銀行旭川支店上富良野派出所として現中町二丁目の同所に開業し、昭和三年四月二十日、銀行法の改正により拓殖銀行上富良野出張所と改称される。
更に昭和二十五年四月一日、拓殖銀行が特殊銀行から普通銀行となったため、拓殖銀行上富良野支店と改称された。
昭和三十九年六月一日、上富良野町指定金融機関となるが、昭和四十五年五月十五日に拓殖銀行支店業務組織改編により富良野支店に吸収統合され、上富良野支店は閉店となった。この閉店にあたり多年当支店へのご愛顧に謝するとして町に振興資金とともに同支店長の宿舎と土地(現上富良野中学校長公宅)が寄贈された。
拓殖銀行上富良野支店沿革
大正15・12・23 空知郡上富良野村字上富良野市街予定地一四九八番地の絲屋銀行上富良野派出所内に、旭川支店上富良野派出所として設置
昭和 2・ 2・26 絲屋銀行買収により、同行上富良野派出所を統合
2・ 9・ 1 富良野支店上富良野派出所に変更
3・ 4・20 出張所に昇格
25・12・ 1 支店に昇格
26・ 8・ 1 空知郡上富良野町字上富良野市街予定地一四九八番地に変更(町制施行)
27・ 7・28 空知郡上富良野町字上富良野四五三番地の一四一の仮店舗に移転
歴代所長
伊藤桃太郎 大15・12・23 波多野 貞 昭13・3・11
宮田 喜作 昭4・9・13 山内  峻 昭18・3・25
高橋 源三 昭11・3・16 大内 孝雄 昭21・5・15
歴代支店長
曽山 勝見 昭25・5・8 細川 政一 昭35・12・1
近藤 周治 昭29・1・15 込堂 昭吉 昭39・12・1
福井 四郎 昭29・7・11 和泉  保 昭42・4・1
清水健太郎 昭31・4・1

機関誌 郷土をさぐる(第15号)
1998年3月31日印刷 1998年3月31日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉