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郵便局

上富良野郵便局
上富良野郵便局は明治三十二年九月一日開局し、通常郵便取扱を開始した。場所は市街地上富良野駅前十字街附近に草小屋を造り、窓口を切り開いて開局。
明治三十二年十二月一日旧役場前に局舎建築移動、大正元年九月二十一日市街地(現錦町)に再建築移転した。
明治三十二年十二月一日小包郵便取扱開始。
明治三十二年十二月十六日為替事務取扱開始。
明治四十四年十一月六日電信電話通話取扱開始。
大正九年三月三十一日電話交換開始。
局舎は其の後数回改築・模様替えを行った。
昭和二十五年頃は郵便局の最繁期で職員も四十三名で、電話交換手も四名、電信通信手三名で賑やかであったが、時代の画期的改革により昭和四十五年七月電話交換の自動化、電信電報のコンピュータによる電々公社サービスセンター電話による一括送受、配達は各地の配達請負人に送信され、請負人が電報を配達する事になり、郵便局から電話、電信業務は分離され従来の電報は電子郵便として受付するすることになった。
昭和六十年十一月二十五日局舎は(現大町)新築移転した。
歴代局長は次の通り
初代 河村善次郎  明治三十二年九月一日
二代 河村 重次  大正七年十月三日
三代 河村 善翁  昭和二十三年三月十五日
四代 十川  薫  昭和五十五年七月一日
東中郵便局
東中郵便局は大正十一年八月二十六日無集配郵便局として上富良野村八線北十八号に開局。業務は郵便、為替、貯金、保険の取扱い開始、昭和二十六年四月二十四日隣接の石造を改造し昭和三十年十月二十日再改造した。
昭和二年十二月二十一日電信、電話取扱開始。
昭和十二年十二月一日集配事務取扱開始。
集配事務が始まると上富良野、東中間は人力による逓送が上下二便ありバス託送となるまで続いた。
昭和五十年十一月十五日局舎の位置を若干移動して新局舎建移転した。
当時局員も局長以下九名であったが、昭和六十一年七月一日無集配局に改革、局員も局長以下二名となる。
歴代局長は次の通り
初代  西谷元右ヱ門  大正十一年八月二十六日
(心得)山本逸太郎   昭和十八年二月二十二日
(心得)金子  浩   昭和十八年六月二十九日
二代  西谷 勝夫   昭和十八年九月十日
(兼務)河村 善翁   昭和三十年六月十五日
三代  高橋 寅吉   昭和三十年七月二十一日
四代  横山  忠   昭和五十四年六月三十日
五代  鈴木 靖士   昭和六十一年三月二十四日
六代  山本 忠則   平成九年六月二十三日
(高橋寅吉記)

機関誌 郷土をさぐる(第15号)
1998年3月31日印刷 1998年3月31日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 高橋寅吉