郷土をさぐる会トップページ     第03号目次

古老の作詞―開基八十年賛歌

真鍋 鹿之丞(七十七才)

上富良野開基八十年の歌
一、春は桜に 霞めども
  誘う人もなき 荒野原
  続く十里の 森林も
  拓けて茲に 八十年

二、黄金の波は 幾千町
  農産業を はじめとし
  商工畜産 それぞれに
  苦心の跡ぞ 八十年

三、祖父の築いた この町も
  町長さんを はじめとし
  児童教育 殖産に
  心合わせて 八十年


古老の作詞―自作歌集から

成田 アサ(八十八才)

上富よいとこ
上富よいとこ一度はおいで
国立公園十勝岳
バスもハイヤーも通ってる
遠い所から登山客
日にまし栄える上富町 上富町

上富よいとこお米の産地
今年や豊年満作じゃ
どんと積んだる米俵
大黒様も踊り出す 踊り出す

上富よいとこ文化の町よ
お国をまもる自衛隊
空には飛行機とびまわる
陸にはジープが走ってる
戦車のかつやくめざましい めざましい


機関誌 郷土をさぐる(第3号)
1983年12月20日印刷   1983年12月24日発行
編集・発行者 上富良野町郷土をさぐる会 会長 金子全一