会 議 等 結 果 報 告 書

名 称

第7回 行財政改革推進町民会議

日 時

平成17年4月25日  午後6時00分から午後9時00分

場 所

役場3階 第2会議室

出席者

町側  尾岸町長、植田助役、樋口収入役、越智総務課長、田浦企画財政課長

    行革推進事務局:米田局長、野崎主幹、石田主査、谷口主査

委員  別紙名簿のとおり(25人中17人出席)

内 容

 

○開会

○議長あいさつ

○町長あいさつ

○議題

 1 平成16年度行財政改革実施計画の実績報告について

 2 平成17年度行財政改革実施計画の取組みについて

   (平成17年度以降上期の行財政改革の主な取組み概要)

   (平成17年度行財政改革実施計画実践スケジュール)

   (パブリック・コメント制度導入プランと実施予定事案)

 3 平成17年度町民会議における個別検討課題の予定とその対応について

 4 その他

 

会議要旨

○議事

1 平成16年度行財政改革実施計画の実績報告について

 ・資料1をもとに、行革事務局より説明し、全体で確認する。

2 平成17年度行財政改革実施計画の取組みについて

 ・資料2〜4をもとに、行革事務局より説明し、全体で確認する。

3 平成17年度町民会議における個別検討課題の予定とその対応について

 ・資料5をもとに、行革事務局より説明。検討予定事項の内容を確認した上で、会議としての対応方針を決定していく。

 ・資料6をもとに、企画財政課長より説明し、全体で確認する。

4 その他

 ・特に無し

○閉会

 

 

主な発言要旨

○開会(18時00分)

・米田事務局長から開会宣言し、欠席連絡のあった委員の報告を行う。本年4月1日付で行革事務局に配置された野崎専門主幹を紹介する。

○町長あいさつ

・本年度最初の町民会議ということで出席させていただいた。

・本年度の予算については、一般会計で約6億円の減(全会計で約10億円の減)という予算を組んだ。行財政改革で約1億8千万円の成果を生んだものの、約2億7千万円の基金を支消した。

60億円以下の財政規模にしていくことが求められており、行財政改革実施計画に基づく取組みを更に強化していく必要がある。委員各位のご協力をお願いしたい。

・富良野広域圏においては、「自治のかたちプロジェクト」を設置し、本町から野崎主幹を配置した。広域行政のあり方や、将来の自治のあり方などを約1年間かけて、研究協議していく。

・平成10年度以降の行革で約9億円の改革を行ってきた。町民の皆様にさまざまなご協力をいただくことで達成してきたものであるが、更なるご協力をお願いしたい。

○議長あいさつ

・本年度最初の会議になります。委員各位の出席に感謝する。

・本日は、平成16年度の実績と、平成17年度の取組みについて協議していくこととなる。本年度のスケジュールをみると、多くの分野で町民会議に提示される課題が想定されることから、委員各位のご意見を賜りながら進めていきたい。町民会議自体の進め方についても協議したい。

・更に本日は、補助金の整理合理化に向けた取組みについて議題にあがっている。町民の関心も高い課題であるので、積極的なご発言をお願いしたい。

・我々は、町民各層の代表という認識を持って、大所高所で会議が進められればと考えているので、委員各位のご協力をお願いしたい。

 

1 平成16年度行財政改革実施計画の実績報告について

・事務局〜資料1に基づいて、平成16年度の実績報告を説明する。

・委員〜町税・国保税の滞納徴収について、総額のみの表示では詳しい内容が分からない。古い滞納と、平成15年度現年分の滞納の徴収状況が分かるような資料を求めたい。

・事務局〜可能な限り早い段階で、資料をまとめ各委員に送付するよう対処する。

・議長〜昨年秋より、町内の循環バスが運行されているが、利用が極めて少ないように見受けられる。循環バスに対する町民ニーズがあるのか、再度見直す必要があるのではないか。

・総務課長〜保健福祉総合センターのオープンに合わせて、施設利用者の足を確保することを主たる目的として、循環バスを運行している。乗客数の調査も進めているところであり、今後の対応を検討していきたい。

・町長〜運行開始から半年経過した段階であり、1年程度の経過を見て、見直し対応したい。

・委員〜納税奨励金が廃止されたが、町内では完納対応が難しいとの意見があり、白銀荘の利用券を交付するなど、なんらかの奨励策を検討する必要があるのではないか。

・議長〜納税奨励金についても、廃止後の経過を注視して、検証することが必要ではないか。

・議長〜パブリック・コメントを制度化して、どの程度の効果が図られるのだろうか。

・事務局〜平成16年に、試行的に3回のパブリック・コメントを実施した。住民参画の1手法であり、情報共有化を進める手段としても、重要な制度と受け止めている。住民の皆さんに参加してもらうことが、制度の根幹になることから、制度を成熟させていく努力が必要と考えている。

・議長〜報酬審議会も設置され、5月を目途に答申が出されるようである。これらも今後効果を発揮されると思われる。他に発言がなければ、実績報告を全体で確認する。

 

2 平成17年度行財政改革実施計画の取組みについて

・事務局〜資料2に基づいて、平成17年度、18年度の主な取組み概要について説明する。

・議長〜平成17年度は総額で29,700千円、平成18年度は37,600千円と、上乗せ分が、約8千万円となっている。平成18年度は取組みが鈍化するように感じる。

・副議長〜数字的にはもっと厳しい目標を持つべきではないか。職員人件費についても、定率削減を止めたが、こんなことで町民理解が得られるのだろうか。

・議長〜本年度の人事院勧告では、地域格差給与も勧告されるようだが、あまりダウンさせて、職員の士気が低下するようなこともよくない。本町の職員の給与レベルはどうあるべきか、水準判断が難しい課題である。

・町長〜人件費については、総体で15%削減を目標としているところであり、職員数で対応するもの、給与で対応するものの、双方から目標を達成するよう取り進めたい。

・委員〜時間外勤務手当も、フレックス・タイムの導入など工夫することで、削減検討の余地がある。

・委員〜適正な人事配置を今一度検討することも、時間外手当に影響すると考えられる。

・町長〜私の就任当初は、8千万円近い時間外手当を予算化していたが、削減目標を示し各課に割り当てるなどで、3千万円程度のレベルになってきた。適正な人事配置は、最も難しい課題。少ない人員で業務に対応していく方向は、今後も更に進めていくことになる。昨年4月から完全スタッフ制に移行したが、その機能が十分発揮されているとは言えない面もあり、スタッフ制の機能強化を図っていかなければならないと考えている。

・委員〜ゴミ処理手数料の見直しを検討されるようであるが、昨年は、下水道使用料の値上げを実施し、何でも値上げ、値上げでは、町民を痛めつけるだけ。お金が無いから料金を上げる手法は、誰でもできる行政運営であり、町民には受け入れられない。

・議長〜他に発言がなければ、資料3の説明を求める。

・事務局〜資料3に基づき、平成17年度の実践スケジュールについて説明する。

・議長〜町民会議に提示される課題が数多く予定されている。町民会議としての対応が求められることになる。

・委員〜町民対象の研修会を実施してはいかがか。具体的には、ニセコ町の逢坂町長の講演会を要望したい。

・町長〜町民とともに学習する機会は重要なことと受け止めます。どのような研修を進めていくことが良いのか、検討したい。

・議長〜他に発言がなければ、資料4の説明を求める。

・事務局〜資料4に基づき、パブリック・コメント制度について説明する。

・議長〜議題2の平成17年度の取組み全般に対して意見を求める。

・委員〜町外からの観光客などから、日の出公園などで駐車料や入場料等を徴収するようなことも考えてはどうか。

・副議長〜ごみ処理の有料化以降、郊外にゴミを投げていく人が増えている現状にある。そのような中で、手数料の値上げは、更に不正な投棄をする人が増える心配がある。また、人件費の削減にむけては、もっと厳しい対応を図っていかなければ、町民理解は得られない。

・町長〜ゴミの投棄の問題については、そのような実態があるとすれば早急に担当所管へご連絡をお願いしたい。

・議長〜他に発言がなければ、平成17年度の取組みについて全体で確認する。

 

3 平成17年度町民会議における個別検討課題の予定とその対応について

・事務局〜資料5について説明する。

・議長〜町民会議に提示される内容やボリュームについても、まだまだ不透明であるので、提示される時点において、その内容等を確認し、全体で対応していくか、いくつかのグループに分かれて対応していくべきか、判断していくことになるのではないか。その時期に応じて、副議長とも事前に協議して、対応していきたいと思うがいかがか。

・全体〜了承

@ 補助金の整理合理化に向けた取組みについて

・企画財政課長〜資料6に基づき、補助金の整理合理化に向けた考え方について説明する。

・委員〜繰越相当額は削減とあるが、団体によっては、年度当初の運転資金となっている場合が想定される。

・企画財政課長〜それぞれの団体の運営、活動の流れがあるので、決算の締めの段階における繰越額をすべて削減することを想定するものではないが、団体の運転資金を補助するという考え方は、整理すべきものと受け止める。

・議長〜評価システムが整備されれば、補助効果なども客観的に算定されていくことになると思うが、現段階で共通理解を深めていくことは、難しい課題も考えられる。ただ、5万円以下の補助金が、はたして効果があるのかといわれれば、極めて薄いと、言わざるを得ないのではないか。職員互助会の補助金に、補助対象外経費は含まれていないか。

・企画財政課長〜職員互助会は、使用者としての福利厚生事業も担っており、一概には言えないが、大阪市のような事例も報道されており、本年度の予算においても一定の削減を行った。公金で当てる経費と、会費で当てる経費を整理し、襟を正していくことが求められている。更に精査していきたい。

・議長〜様々な補助金があり、1つのものさしで一律に対応していくことは難しい。上富良野高校の落成記念事業では緞帳の購入が予定されているようだが、はたして必要なのか。

・委員〜上富良野高校の入学準備金などは、まだあるのか。

・企画財政課長〜上富良野高校の振興補助金は、平成16年度で終期を向かえる予定であったが、2間口維持に向けては厳しい状況にあることから、3年間の延長をしたところである。

・委員〜入学準備金を支給することが、生徒の確保につながっているという補助効果があるとは、思えない。

・議長〜入学準備金にしても、緞帳の購入にしても、町の対応は極めて甘いと感じる。

・委員〜駐屯地の削減問題もあり、高校は多少お金を使っても、存続していくことが必要ではないか。ただ、観光学科の設置など、特色ある学校づくりに資金を使うことで、全道から生徒を集めるような工夫が必要である。

・議長〜他に発言がなければ、先ほど説明された考え方で、補助金の整理合理化に取組んでいくことで、町民会議として了承することでよいか。

・全体〜了承

・議長〜以上で、本日予定されている議題を終えたが、その他の協議事項がなければ、本日の会議を閉じることとする。次回の開催は、7月の予定となっており、数多くの課題が提示される予定となっている。次回以降も、委員各位のご協力をお願いする。

 

○閉会

・閉会時刻〜21時00分

 

 

第7回 上富良野町行財政改革推進町民会議 委員出席状況

委員氏名

出席

備考

委員氏名

出席

備考

委員氏名

出席

備考

岡 本 康 裕

 

 

北 村 碩 啓

 

野 尻 巳知雄

 

堀 内 慎一郎

 

長 田 公 一

 

 

佐々木 幸 子

 

森   武 雄

 

野 崎 孝 雄

 

安 川 美音子

 

松 浦 正 子

 

向 山 安 三

 

伊 藤 元 子

 

斎 藤 利 二

 

 

渡 部 純 也

 

赤 川 克 子

 

服 部 久 雄

 

 

大 道 俊 夫

 

 

 

 

 

小野寺 敏 昭

 

菊 池 愼 一

 

 

 

 

 

福 塚 賢 一

 

 

松 本 鉄 夫

 

 

 

 

西 條 正 男

 

三 島 功 士

 

 

 

 

瀬 川 英 樹

 

川 上 幸 夫

 

 

(出席者17人)