会 議 等 結 果 報 告 書

名 称

第2回 行財政改革推進町民会議

日 時

平成16年7月26日(月)  18時05分〜20時41分

場 所

役場3階第2会議室

出席者

町側  企画財政課:田浦課長、総務課:越智課長

    行革推進事務局:米田局長、石田主査、谷口主査

委員の出席者は別紙名簿のとおり(25人中16人出席)

内 容

○開会

○議長あいさつ

議題

1 行財政改革実施計画(素案)について

2 その他

 

会議要旨

1 行財政改革実施計画(素案)について

 →当日配布した参考資料に関して質疑を行なう。素案の実施項目については次回で協議を行なう。

2 その他

 →特になし

○閉会

 

主な発言要旨

○議長あいさつ

・暑さ厳しく公私共に忙しい中、各委員の出席にお礼申し上げる。前回会議に欠席したことに対してお詫び申し上げる。行政改革時代から関わりを持ち、名称も行財政改革と変わってきているが、委員各位と共に進めていきたい。全国的に行革は待ったなしの状況にある。当会議の位置付けは資料のチャートに示されているように、町に提言をしていく大事な会議である。公募の委員も含め25名という大所帯の会議であり、町民からも期待されているものと考えている。行革とは町民に痛みが伴うものと思う。町民との協働という言葉が使われているが、これは曲者で一方的に痛みを押しつけるとも取れる。行政側にもそれに見合う改革が求められると考える。4月1日から行革事務局として3人体制となり、町長の行革に対する強い姿勢が伺え、町民会議も期待されていると考える。3年間の任期であり、皆さんと共に進めていきたい。

 

議事

・議長〜当日配布された資料の説明から進めていく。

・議長〜説明された資料に関する質疑を行なう。まちづくりトークの資料で参加者は2日間で24人と決して関心は高いといえない。行政と当会議だけが行革を進めていくことにならないよう、町民から信頼を得られるよう町民の声を反映していくことを考えていかなければならない。

・委員〜当会議のスタンスを確認する必要がある。私達の意見がどう計画に反映され、議会等に説明され、それがどう町民に示されるのかを確認する必要がある。

・議長〜当会議は町民からの審判を受ける面もある。行政に対して提言をしていくこととなるが、その意味で厳しい意見は必要と考える。人件費など、提言全てを行政が取り入れることにはならないと思うが、会議としては全体的に厳しい提言にしていくことを目指し議論の上まとめていきたい。

・委員〜委員の意見が多く出されるよう進行をお願いしたい。人件費について、月額だけでなく年俸が分かる資料を出してほしい。資料にはページ数を入れていただきたい。

・事務局〜年俸も含めた資料として、あるものは対応したい。なお、他町村との比較数値でないものについては調査を要する。

・委員〜特別職、議員の報酬、議員定数資料として、類似団体と比較した資料を出してほしい。行政内部だけでなく、特別職や議員についても検討が必要と思う。

・事務局〜報酬に関しては、配布した資料の中に示されている。

・委員〜特別職や議員の定数見直しなど、行革で取り組んでいる自治体もあり、会議として提言していくことも良いのではないか。

・委員〜入札で地元業者が入っていないと聞こえている。建設業などは雇用も厳しい状況にあり、これも痛みの一つなのか。

・委員〜地元業者が参加できる入札制度が必要ではないか。

・議長〜会議の進め方として、町民会議として行政側に示していく必要があり、時間的な制約から、大まかな意見集約を行い、細部については後の会議で詰めていきたい。

・委員〜トークの中で合併について記述があるが、町長・助役の合併に反対する理由は何か。合併特例債の利息はどの程度か。町の利息で高いものはどの程度か。

・企画財政課長〜利息は市場動向で変化している。現時点で推察すると2%程度と考えられる。過去町で借り入れた利息で高いものは約7%を超えるものもある。

・委員〜合併特例債の使い道は何か。

・企画財政課長〜市町村建設計画に基づき利用される。

・委員〜企業誘致に必要なものを考えた場合、用地確保が重要であり、それらに活用することもどうか。

・議長〜合併の賛否は当会議に求められていないことから、合併に関する議論は中断としたい。

・委員〜24億円の収支不足に対して、支出の抑制が必要。町民・行政が共に気持ちを一緒にして進めていくことが必要。合併では有利な親になるべきである。改革は思い切って歳出を抑制することが必要である。

・議長〜協働という言葉が最近使われていると思うが、事務局としてどう捉えているか。

・事務局〜町総合計画でも示しているが、行政と町民が共に町政を進めていくことと考えている。

・議長〜この意味を町民がどう捉えるか。町民会議としては、この点を考えどう示していくかが必要であり、町民の意向を示していく立場としては重責を担うこととなる。

・委員〜議員の研修廃止なども必要。企業誘致は行政には限界あり、民間企業の活力が重要であり、観光にしても民間活力が重要。ゴミなど住民側のモラルが足りないと思うものもあり、職員のモラルや努力だけでなく、住民側の努力も必要である。ゴミ料金改定では、行政側はしっかり根拠をもって対応したはずであり、議会において料金が下がりはしたがそれには根拠は無く、この繰り返しでは改革は出来ないと思う。

・議長〜会議で取り上げる項目は多いが、会議と事務局の関係はどうなのか。

・事務局〜行革事務局は、町民会議及び行政内部の事務局機能を担っている。

・委員〜24億円の収支不足に対して、基金を使わないことが理想のはず。歳入歳出において実際それぞれどのくらい落とせるのか。人件費は15%減と示されているが、具体案はあるのか。4ヵ年で実施するとなると大なたを振るうことになると思うが、その覚悟はあるのか。

・事務局〜目標値に関しては内部で確認済み。人件費の15%減は定数管理も含めて努力していく。

・委員〜退職者及び採用の考え、一般職の削減資料を示してほしい。先般新聞に登別市の給与削減記事が載っていた。上富良野はどう考えているのか、具体的に示してほしい。

・事務局〜実施計画の中で示していきたい。

・委員〜どれ位人件費は落とせる見込みなのか、その上において他の項目を考えていくことになる。

・議長〜これまでの改革でも人件費は大きい効果がある。委員には行政OBもおられ、内部に対する厳しい提言を示してほしい。

・委員〜専門部会で細部は議論していくことになると思うが、15%の数値も不明で、人事院勧告はどう反映されていくのか。人件費は高いのか安いのか、それが分かる資料がないと人件費に言及できない。その他の資料でも自分の資料とかけ離れた数値が見受けられる。

・議長〜この他資料に関する質疑を受ける。事務局から提案はないか。

・事務局〜会議として素案の議論を進めていただきたい。

・議長〜24億円に対する5カ年間の数値目標はどうか。9月末までに実施計画を策定し、次年度予算に反映させていくことになる。

・委員〜24億円に対する具体の目標数値はあるのか。

・事務局〜将来推計は根拠をもって行なっている。24億円に対してどこまで我慢できるかが問われる。

・委員〜示された資料で債務残高は前回説明のあった数値と違うと思うが、150億円なのか。

・企画財政課長〜元金では一般会計108億円、他会計合わせて165億円で、利息含めて200億円を超える額にある。推計では議会の議決受けたものはカウントしており、これは義務的経費であり削減は出来ない。人件費については義務的経費の見方もあるが、条例に基づき対応しているものであり、必要に応じ条例改正を行い見直しを行うことになる。

・委員〜24億円の内訳として、説明無い数値はないのか。

・企画財政課長〜国の動向は流動的でありその点で変化はありえるが、5カ年間の歳出計画額は全て組込みし推計している。

・議長〜総体的な意見交換をしていきたい。

・委員〜将来的な健全財政を考えていく上で、24億円でなく、それ以上の見直しで考えても良いのか。

・議長〜基金の基準として、どれ位が妥当な基金残高なのか。基金の使い方によっては改革の視点が変わると思う。

・企画財政課長〜基金現在高は18億円(資料は19億円)であり、行政水準を下げれないものには必要に応じて基金を投入していくことになる。収支バランスが将来的に取れるのであれば基金全額を投入しても止む無しというのは一つの考え方としてありえると思う。目的基金は議会の議決があれば他に流用可能である。

・議長〜目的基金の資料を示してほしい。

・委員〜補助金の見直しも必要である。

・議長〜補助金の効果の検証も必要。それには行政サイドの考え方を知る必要がある。

・委員〜人件費など条例改正というが、これまで出来なかったことをこの会議で示していけるのか。事務局で素案があればそれをたたき台として議論を進めてはどうか。

・議長〜補助金の件数はどれ位か。

・事務局〜200件以上ある。

・委員〜会議として補助金の大胆な見直しの提言も必要と思う。

・委員〜しっかりした見直し必要で、断腸の思いで削減していくことが必要。

・副議長〜行革は行政側の見直しが先行すべきであり、そこに町民がついてくるものと思う。行政側の取り組みが無ければ町民は不満を抱くはず。若い職員が力を発揮できるよう仕組みを充実させるべきで、将来に向けて布石を打つべき。民間企業であれば人件費は30%程度の削減を示すはずであるが、給与削減でなくとも、職員の能力向上で対応することも考えるべき。個々の能力向上が重要であり、企業研修などでレベルアップを図ることも必要。幅広い視点で方向性を見て会議として提言していくことが必要。

・議長〜将来的には就業人口が足りなくなるといわれており、外国人の就労が出てきている。

・委員〜使用料で適切でないものが見られる。BGプールは100円を取っているが、管理費用は莫大なはずでそれらが示されていない。収入は20万円程度、利用の範囲も町民の1〜2割位か、プールに関しては町外の方からも安いといわれている。相当の費用を要している施設に関しては使用料の見直しが必要である。これからはタダというのはダメ。65歳から無料という施設もあるが、現役世代であり再考必要である。

・委員〜補助金で観光協会が増額となっているが、町からの事業が増えたことに伴っての増額であり、勘違いされることも考えられるので、資料づくりには留意が必要であり、慎重に取り扱い願う。

・会長〜社会福祉協議会も町からの委託や負担金が多く、行政の担い手となっており、数字だけで単一には図れないものもある。

・委員〜補助金は各団体での議論も必要である。各種背景もあり数値だけで議論できないものもある。委託に関して、職員が余剰となるがその活用策を考えて委託が進められているのか。余剰人員の活用を十分考えて進めるべきである。病院の院外処方が進められ薬局の業務料は減になっていると思うが、人員見直しはされていないと見える。

・委員〜将来的な委託見直し計画があれば示してほしい。それらも議論していくべき。また、これまでの行革の会議の進め方はどうだったのか。

・議長〜議論は徐々に変わってきている。

・委員〜会長の改革3ヵ年の取組みに対する感想は。

・議長〜効果として時間外手当、車両運行、臨時職員配置などで効果が見られる。人件費は職員組合との関係から進んでいないと感じる。個人的な採点は60点、他人から見れば40点程度か。

・議長〜委員について、会議に出席できなくても意見を事務局に届けてほしい。

 

1 行財政改革実施計画(素案)について

・議長〜今後の進行に関して事務局から提案はないか。

・事務局〜次回会議では、素案に対する修正や追加事項を協議願いたい。会議日程に関しては前回資料に示した通りである。

・議長〜次回は素案のP4〜20について個別に議論をしていきたい。32項目あり2班ないし3班に分かれて議論していきたい。次回会議は、8月5日(木)、18時00分からとしたい。追加資料の希望があれば申し出願う。

・委員〜ラスの管内資料、委託の状況、起債償還資料をお願いしたい。

・事務局〜直近のもので、ある資料で対応したい。

・委員〜業務報告書のようなものはあるか。

・委員〜資料については会議日程や事務局の手間からも最少とすべきで、役場情報提供コーナーにもあることからそれらを利用してはどうか。

・委員〜既存資料あればそれらを活用していく。

・議長〜委員の任期は3ヵ年あり、今後の改革の進行を毎年チェックしていくことも含めて会議を進めていきたい。本日はここで閉会とする。

 

2 その他

・特に無し

 

○閉会

・閉会時刻〜20時41分

 

第2回 上富良野町行財政改革推進町民会議 委員出席状況

委員氏名

出席

備考

委員氏名

出席

備考

委員氏名

出席

備考

岡 本 康 裕

 

北 村 碩 啓

副議長

野 尻 巳知雄

 

堀 内 慎一郎

議長

長 田 公 一

 

佐々木 幸 子

 

 

森   武 雄

 

野 崎 孝 雄

 

安 川 美音子

 

松 浦 正 子

 

 

向 山 安 三

 

 

伊 藤 元 子

 

 

斎 藤 利 二

 

渡 部 純 也

 

 

赤 川 克 子

 

 

服 部 久 雄

 

大 道 俊 夫

 

 

 

 

小野寺 敏 昭

 

菊 池 愼 一

 

 

 

 

 

福 塚 賢 一

 

 

松 本 鉄 夫

 

 

 

 

 

西 條 正 男

 

三 島 功 士

 

 

 

 

瀬 川 英 樹

 

川 上 幸 夫